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荘内日報ニュース


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2022年(令和4年) 1月25日(火)付紙面より

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まん延防止措置要請へ 県内123人感染庄内5市町で69人 新型コロナ

 県は24日、新型コロナウイルスの新たな感染者123人を確認したと発表した。一昨年3月31日に本県で初の感染者が確認されて以来、1日当たりの新規感染者数は初めて100人を突破した。また、22日の85人を超えて過去最多を更新。新規感染者は20日連続で発生しており、2桁の発生は15日連続。庄内地域では5市町全てで計69人の感染者が発生し、前日と合わせると100人が感染した。庄内の感染拡大は間近に控える私立高入試にも影響。庄内地域を中心にした感染者の急拡大を踏まえ、県は24日午前、政府への「まん延防止等重点措置」の適用要請の方針を固めた。同日午後に関係会議開催。

 庄内地域の内訳は鶴岡市が幼児から80代まで男女37人、酒田市が幼児から70代まで男女24人、庄内町が幼児から50代まで男女6人、三川町が20代女性、遊佐町が30代男性。鶴岡市の感染者の年齢層は幼児5人、小学生13人、中学生1人、高校生5人、10代1人、20代5人、30代1人、40代3人、50代2人、80代1人。酒田市は幼児1人、小学生5人、高校生1人、20代5人、30代2人、40代5人、50代3人、70代2人となっている。酒田市の50代女性はクラスター(感染者集団)が発生した同市の高齢者施設の関連という。庄内地域の感染者69人中、酒田市の3人を除いた残り全員が県内過去事例との関連は調査中。庄内地域以外の感染者は米沢市5人、上山市と寒河江市、東根市、尾花沢市、中山町、大江町、大石田町、長井市、南陽市、白鷹町各1人、山形市39人。

 24日午前10時現在、本県の感染者累計は4378人(うち庄内関係986人)。県外確認感染者が8人で検疫所確認感染者が1人。67人が入院中で249人が在宅療養中。69人が宿泊療養中で213人が入院調整中となっている。庄内地域の入院状況は、日本海総合病院が入院者10人で病床占有率24・4%、鶴岡市立荘内病院は10人で40・0%。


2022年(令和4年) 1月25日(火)付紙面より

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除雪ボランティアと 事故防止の実証実験 酒田・日向地域 一人暮らし高齢者宅 腕時計型ウエアラブル端末装着

 酒田市の「日向地域支え合い活動実行委員会」(委員長・石川和雄日向地区社会福祉協議会長)が主催した「ささえあい除雪ボランティア」が22日、同市日向地区で行われ、学生、一般のボランティア計30人が一人暮らしの高齢者宅などで除雪を行った。転落、生き埋めなど雪害事故防止に向けた実証実験として参加者は腕時計型のウエアラブル端末を装着。作業中は心拍数などの情報が事務局に送られた。

脈拍数や位置情報送り安全確認

 日向地区は2011年度、市独自の「地域生活安心研究事業」モデル地区に選定された。地域住民に生活する上での困り事、支援してほしいことをヒアリング調査した結果、「除雪」が挙げられ、課題解決に向け翌年から住民が地域課題を主体的に解決していく「地域支え合い活動」の一環で年1、2回実施している。

 この日は、日向地区を拠点にフィールドワークを展開している東北公益文科大学(同市)の学生サークル「Praxis(プラクシス」(千田惟代表)のメンバーをはじめ市職員、市議会議員ら30人が参加。9班に分かれ升田、大台野、上草津、下草津の4地区で主として一人暮らしの高齢者宅の除雪作業に汗を流した。

 参加者は、軒下にうずたかく積もった雪をスコップやスノーダンプで集め、流雪溝に入れるなど手際よく雪を取り除いていた。同サークルメンバーの一人、井上博翔さん(19)=1年、新庄市出身=は「年少の頃から雪かきの手伝いをさせられた。新庄の雪に比べ、まだ大丈夫」と話し、「昨年来、サークル活動でお世話になっていることもあり参加した。これからも日向地区に貢献したい」と続けた。

 一方、市と公益大、NTT東日本などが2020年11月に締結したデジタル変革(DX)推進に関する連携協定に基づき行われた実証実験は、端末で検知した脈拍数の変化、位置情報などがインターネットを介して管理者のパソコンに送られ、それをもとに状況によっては管理者が休憩指示などメッセージを送信するもの。また、作業中に有事があった場合、「HELP」ボタンを押すことで、管理者に知らせることもできる。この日は同サークルメンバーらが装着、日向コミュニティセンター内に設けた事務局のパソコンで管理者が確認していた。

 ボランティア活動と実証実験は来月12日(土)にも行われる。

除雪ボランティアを行う参加者たち=22日午前
除雪ボランティアを行う参加者たち=22日午前

参加者が装着したウエアラブル端末
参加者が装着したウエアラブル端末



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