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2022年(令和4年) 3月20日(日)付紙面より

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鶴岡市立農業経営者育成学校「SEADS」 1期生 大志抱き羽ばたく 地域農業担い手に大きな期待 20―50代の男女 2年間にわたり技術・知識蓄え

 鶴岡市が農業を始めたい人たちをバックアップしようと開校した市立農業経営者育成学校「SEADS」の第1回修了式が18日、鶴岡市千安京田の同校で行われた。2020年4月に入学した20―50代の男女が2年間にわたって各農家で実習したり、座学を通して農業技術と知識を学んできた。修了証書を手にした「1期生」は、地域農業の担い手として羽ばたく。

 修了生は、上林輝誉彦(きよひこ)さん(28)=鶴岡市、佐藤直樹さん(50)=同、須藤明里さん(27)=同、冨樫英司さん(31)=同、芳賀弘康さん(22)=福島県=の男女5人。佐藤さんは独立して藤島地域で鶏卵と畑作、須藤さんも独り立ちして黄金地区で13品目の野菜栽培を手掛ける。冨樫さんは、実家で稲作の父親を支えながらミニトマトやサトイモ、枝豆、サツマイモを生産。上林さんと芳賀さんは鶴岡市内の農業関係の企業に勤める。

 修了式では百瀬清昭校長が一人一人に修了証書を手渡し「五感で農作物と対話する力が大切。近年は法人化が進み経営マネジメントや販売戦略、コミュニケーション能力も求められる。それぞれの農業経営、就農が早く軌道に乗れることを願いたい」と式辞した。修了生を代表して冨樫さんが「きつい、汚い、稼げないと言われてきた3K農業を逆転させたい。誇りと高い志を持ち、食料を支える農業の世界に羽ばたきます」と決意を述べた。

 福祉関係から営農を決めた佐藤さんは「手始めに200羽のニワトリでスタートするが、将来的には500羽まで拡大したい。給食センターの調理で出た野菜の残さをトリに食べさせ、鶏ふんは畑の肥料にして野菜を育てながら循環型農業のサイクルを確立することが当面の目標」と語った。

 現在の2期生は男女9人。来月から3期生9人が仲間に加わり、就農を目指す。

花束を手にした「SEADS」の1期生5人。左から上林さん、佐藤さん、須藤さん、冨樫さん、芳賀さん
花束を手にした「SEADS」の1期生5人。左から上林さん、佐藤さん、須藤さん、冨樫さん、芳賀さん



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