2022年(令和4年) 5月12日(木)付紙面より
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鶴岡市下川の善寳寺で11日、五十嵐卓三氏(92)の退任を受け第43世住職に就任した水口道雄氏(74)の入山式が行われた。同寺の本尊に就任を報告し、僧侶らに「気持ちを新たに、この歴史ある寺を守っていく」と抱負を語った。
水口氏は、1971年から善寳寺に奉職し、寺務統括の監寺(かんす)などの要職を歴任。直前まで同市陽光町にある光学寺の住職を務めていた。五十嵐前住職が高齢となり、先月24日に善寳寺の新住職に就任した。
この日、水口氏は午前9時から僧侶3人とともに善寳寺の山門を出発、本堂へ入堂した。曹洞宗県第三宗務所所長・阿部龍男老師から辞令を受け取った後、龍王尊に参拝。僧侶約40人とともに般若心経を唱え、善寳寺の安泰と世界の平和を祈った。
水口氏は「誠心誠意尽くし、時代に合った寺として大切に守っていく。コロナ禍が続くが、皆さんの大きな力で乗り越えていきたい」と力強く抱負を語った。