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2022年(令和4年) 9月24日(土)付紙面より

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酒田市 紙おむつ定額提供サービス 公立保育園へ本格導入

 育児負担の軽減、保育士の業務改善を目的に、酒田市が今年8月から市内の公立保育園5園で実証実験を展開した紙おむつの定額提供サービス(サブスクリプション=サブスク)「Kaoすまいる登園」について、市は来月から本格導入することにした。アンケート調査の結果、保護者、保育士とも上々の評判で、月額2980円(税別)で実施する。公立保育園での紙おむつのサブスク導入は県内初。

 市子育て支援課によると、子どもを通園させている保護者は、園内で使用する紙おむつを自ら購入した上で、さらに一枚一枚に名前を書いて持ち込み、保育園利用時間にもよるが、0―2歳児を中心に1日5、6枚必要という。

 保護者とともに、持ち込んだ紙おむつを管理する保育士の負担軽減も図ろうと、市は今年8月、市内に酒田工場がある花王(東京、長谷部佳宏社長)のグループ会社で販売部門を担っている「花王グループカスタマーマーケティング」の協力で、市内の公立保育園5園でサブスクの実証実験を開始。実験に当たり、同社は乳幼児向け紙おむつ「メリーズさらさらエアスルー」、使い捨ての「するりんキレイおしりふき」を無償提供した。

 同課によるアンケート調査の結果、紙おむつの持ち込みが不要になったことで保護者の96・7%が育児負担の軽減を感じ、保育士の73・8%が業務改善につながったと答えたという。この結果を受け、22日に市と同社が締結した包括連携協定で定める項目「子育て支援」に基づき本格導入することになった。利用対象は公立保育園に通園している園児の保護者のうち希望者。

協定書を交わす丸山市長(右から4人目)と菊地執行役員(同3人目)。左は「メリーズうさちゃん」
協定書を交わす丸山市長(右から4人目)と菊地執行役員(同3人目)。左は「メリーズうさちゃん」


2022年(令和4年) 9月24日(土)付紙面より

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トップダンサーと交流 島添さんら来鶴 50人へ基本指導

 鶴岡市民らと交流を図ろうと、小林紀子バレエ・シアター(東京都豊島区)のプリンシパルを務める島添亮子(あきこ)さんとダンサーが22日、荘銀タクト鶴岡で子どもから大人の市民にクラシックバレエを教えた。

 島添さんは共立女子大国際文化学部卒。1999年に国内有数の同バレエ団に入団した。02年、最高位・プリンシパルに昇格。日本を代表するダンサーとして知られ、これまで文部科学大臣賞など数多くの賞を受けている。

 来月1日に荘銀タクト鶴岡で行われる小林紀子バレエ・シアターの鶴岡公演「プレミアムクラシックスバレエ&オーケストラ」ではオーケストラ演奏に合わせ、島添さんらダンサーがクラシックバレエを披露する。同じステージ上でオーケストラとダンサーが生で共演する舞台演出は珍しく注目を集めている。

 今回は鶴岡公演を前にクラシックバレエの楽しさを伝えようと島添さんらが来鶴。参加した市民に「ルティレ」「グランプリ」「アラベスク」といったバレエの基本動作を指導した。

 会場の小ホールには市内のバレエ教室に通う3歳の幼児から高校生、80代のお年寄りまで合わせて約50人が参加。島添さんからアドバイスを受けながらクラシックバレエの基本を学んだ。

 参加者の1人は「島添さんと同じ空間の中で踊れる機会はとても貴重と思い参加した。一生の思い出になる」と笑顔を浮かべていた。

 島添さんは「今回のレッスンを通して少しでもクラシックバレエの楽しさと魅力を理解していただければうれしい。初心者の方もいましたが、とても上手でした」と話していた。いったん東京に戻り鶴岡公演に向けてレッスンを重ねるという。

 「プレミアムクラシックスバレエ&オーケストラ」は10月1日午後1時半開演。フルオーケストラが演奏する名曲に合わせて優雅なバレエを披露する。上演時間は約90分。公演に関する問い合わせは小林紀子バレエ・シアター=電03(3987)3648=へ。

島添さんと同僚ダンサーが参加した子どもたちと記念撮影
島添さんと同僚ダンサーが参加した子どもたちと記念撮影

子どもたちにバレエの楽しさを伝える島添さん(右)
子どもたちにバレエの楽しさを伝える島添さん(右)



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