2022年(令和4年) 8月6日(土)付紙面より
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酒田市の酒田花火ショー実行委員会事務局は5日、今月6日(土)に予定していた「酒田花火ショー2022」を中止すると発表した。有料観覧チケットの払い戻しは準備が整い次第、広く広報するという。
今月3―4日の置賜地方への記録的大雨に伴い、最上川の水位が下流地域でも上昇し、花火の打ち上げ場所や観覧会場の河川敷が一時水没した。現在、水位は徐々に低下しているものの、水没によって打ち上げ場所を中心に足場が悪くなったことに加え、観覧会場には濡れた土砂が堆積して不衛生となり、6日、順延日としていた翌7日(日)の打ち上げ時間まで改善する見込みがないことから、実行委員会作成の「大会中止の判断基準」「仮設資材の洪水対応撤去計画」などに基づき中止の判断をした。
2022年(令和4年) 8月6日(土)付紙面より
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「つるおかおうち御膳」改訂版発刊記念事業の夏休み親子料理講座が4日、鶴岡市矢馳の市農村センターで行われた。11組29人の親子が参加し、だだちゃ豆ご飯などの郷土料理づくりを楽しんだ。
生活スタイルの変化や食の欧米化の影響で、食べる機会が少なくなってきている郷土料理を知ってもらおうと、鶴岡食文化創造都市推進協議会が企画した。講師に石塚亮さん(69)=鶴岡市三瀬「料理・宿 坂本屋」9代目当主=を招いた。
この日のメニューはだだちゃ豆ご飯、もずくの酢の物、コダイの塩ふり焼き、スズキと焼きナスのおひたしの4品。石塚さんにスズキのさばき方を教わった後、酢飯を使っただだちゃ豆ご飯作りに取り組んだ。石塚さんは「酢飯は次の日になっても硬くなりにくい。家庭のキッチンでアレンジ料理に使ってみて」とアドバイスした。
子どもたちはキュウリの蛇腹切りやミョウガの輪切りにもチャレンジ。初めはおぼつかない手つきだったが、お母さんから左手を包丁で切らないよう教わりながら上手に仕上げていった。
家族3人で参加した温海小4年生の小林蘭さん(9)は「あまり料理はしないけどお母さんに教えてもらって上手にできた。みんなで作っただだちゃ豆ご飯をおうちに持ち帰って早く食べたい。将来は郷土の食材を使ったレストランを開くのが夢。みんなの心と体を健康にしてあげたい」と笑顔を見せた。