2023年(令和5年) 11月22日(水)付紙面より
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今年で25回の節目を迎えた「酒田市八幡カップ全国シニアバスケットボール交歓大会」が、19日まで3日間の日程で市内4会場で行われた。コロナ禍のため4年ぶりの開催となった今回は、北は北海道、南は沖縄まで全国各地からスーパーシニアの部(50代)とゴールデンシニアの部(60代以上)に計32チームが出場、「八幡カップ」を目指して“永遠のバスケ少年”たちが熱戦を繰り広げた。
大会は1997年、当時の八幡町(現・酒田市)が町のイメージアップを目的に始めたもので、シニア対象としては国内で最も歴史がある。当初は40代以上のシニアのみだったが、年齢と経験を積み重ねて2004年にスーパーシニア、10年にはゴールデンシニアの両部を新設。全国各地で持ち回り開催しているが、節目の大会は必ず酒田(旧八幡町含む)で実施、バスケを愛し続ける仲間が一堂に集い、競い合いながら交流を深めている。
コロナ禍明け後、初の大会となった今回は、地元バスケ関係者らが「アフターコロナ復活プレ八幡カップ25開催実行委員会」(委員長、遠田健一・前酒田バスケ協会長)を組織、チーム数を両部各16チームに制限して実施した。地元からはスーパーシニアに「八幡SKANDA」、ゴールデンシニアに「八幡SKANDA G」が出場。17日夜に市勤労者福祉センターで開会式を行い、18―19日は市内の中学校4校体育館で熱戦。選手たちは寄る年波をものともせず、懸命にボールを追いかけていた。
実行委員会で事務局を担った羽根田篤さん(同市観音寺)は「(休止した)3年は長く、このまま消滅するのではとも思った。頑張って大会を開くことができて、まずは良かった」と話し、17日夕に行われた代表者会議の席上、来年以降の大会継続が決定したという。