2023年(令和5年) 12月9日(土)付紙面より
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庄内町の県立庄内総合高校(猪又義則校長、生徒139人)と近くの町立余目第三小学校(齋藤正典校長、児童183人)の連携授業が7日、庄内総合高校で行われ、高校生が児童たちに体を動かすことの楽しさを伝えた。
両校の連携授業は2007年度から始まった。生徒が児童を指導することで自らの学びを深め、地域交流も深めることが狙い。3年生児童31人が庄総高を訪問。「スポーツ1」を選択している2年生9人が先生役をとなり、児童は3班に分かれトランポリン、エアーマット、マットを使って前転や後転、ジャンプやダッシュなど基礎的な体の動かし方などを学んだ。
このうち、トランポリンを使った運動では「トランポリンの中央で飛んでみて」「腰を真っ直ぐにして垂直にジャンプすると安定する」など指導を受けながら、児童たちが高校生のサポートで、ジャンプしながら足を使ってグー、チョキ、パーを表現したりするなど楽しそうに取り組んでいた。
先生役を務めた体操部の木村柊二さん(16)は「教えることは難しいのかなと思ったが、子どもたちが喜んでくれて楽しかった」、阿部優芽さん(7)は「トランポリンは難しいけど楽しかった。またやってみたい」とそれぞれ話していた。