2025年(令和7年) 2月18日(火)付紙面より
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今春保育園を卒園し小学校へ入学する園児たちの作品を集めた保育園合同卒園展「つるおかこども美術館2025」が、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで開かれている。連日、出品した子どもや保護者、きょうだい、祖父母など大勢が会場へ足を運び、素直な感性で生み出された作品の数々を鑑賞している。
同展は鶴岡アートフォーラムと市教育委員会が主催し、未来の芸術文化発展のため子どもたちの創作意欲向上を目指す教育普及事業の一環として毎年この時期に開催している。今回は鶴岡市全域の24保育園が参加し、卒園を控えた園児323人が生みだした絵画や立体的な造形物、共同制作品など約500点が展示された。
作品は保育園ごとにテーマを設けており、施設近くの商店とコラボした絵ろうそくや友達を題材にした自作のかるた、既成概念にとらわれない自由な発想で色塗りした鬼の面、流木やシーグラスで飾り付けた共同制作の魚の造形物などがずらりと並んだ。
会場にはひっきりなしに親子連れなどが訪れ、作品の前で「これ、私が作ったんだよ」「こっちにお姉ちゃんが映っているよ」などと、楽しげな家族の会話が響き渡っていた。
展示は24日(月)まで。開場時間は午前9時から午後5時半(入場は午後5時まで)。