2025年(令和7年) 3月11日(火)付紙面より
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サッカーJ2のモンテディオ山形は第4節の9日、天童市のNDソフトスタジアム山形で秋田とホーム開幕戦を戦い、4―2で今季初勝利を飾った。通算成績は1勝3敗、順位は16位。
出羽ダービーの奥羽本戦に1万5687人が詰めかけた。山形は右の前線にFW氣田亮真が初先発。山形は前半12分、FWディサロのシュートに反応したMF土居聖真が滑り込みながら右足でゴールネットを揺らし先制。2分後の14分にはDF安部崇士のロングフィードをディサロが左足ダイレクトの技ありシュートを決め、“レレマスク”ポーズが飛び出した。しかし、秋田も次第にリズムを取り戻し同30分に1点を奪い、後半につないだ。後半は互いに1点ずつ取り合い終盤まで接戦を繰り広げたが、山形は同40分、途中出場のFW高橋潤哉が勝利を呼び込む4点目を奪った。
山形はMF高江麗央、安部の正確なロングフィードから前半2得点が生まれた。氣田と今季初得点を挙げたDF岡本一真の右サイドの連携が機能。スピードのあるMFイサカ・ゼインを後半途中から投入し相手にプレッシャーを与えた。関東学院大出の新人FW堀金崚明は前線でボールを収めるとともにパワーを生かした突破が光った。初出場のGK寺門陸も安定したプレーを見せた。攻撃に厚み、バリエーションが見えた内容だった。
山形は第5節の16日(日)、熊本市のえがお健康スタジアムで熊本と対戦する。
◇第4節(NDソフトスタジアム山形)
山 形4(2―1)(2―1)2秋 田
渡邉晋監督 ホームでの試合は特別な空間で、開幕から3連敗というダメージを受けて山形に帰ってきたが、サポーターの応援で選手たちが躍動できた。ここから再出発して前を向いていきたい。
岡本一真 渡邉監督が試合前に、思い切って楽しもうと背中を押してくれたことがチームに勢いをつけた。常に前を狙う姿勢を持って戦えたことがゴールにつながった。