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2025年(令和7年) 3月12日(水)付紙面より

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黒森歌舞伎盛り上げ支援新商品開発 ヤタジンジャー・アップル 公益大生とティーズファクトリーコラボ飲料

 東北公益文科大学(酒田市、神田直弥学長)の学生たちが、「YATA―COLA」などクラフト飲料製造・販売に携わるティーズファクトリー(鶴岡市、鈴木俊将社長)と共に取り組んだクラフト飲料「YataGinger Apple(ヤタジンジャー・アップル)」が完成し、今月20日(木)に発売する。売り上げの一部は酒田市黒森地区に伝わる農民芸能「黒森歌舞伎」(県指定無形民俗文化財)の支援に充当する。

 広崎心公益大准教授(マーケティング、商品開発など)の専門演習(ゼミ)で商品開発について学びを深めている、いずれも同地区出身で3年の五十嵐舞さん(21)と佐藤凜さん(21)は、かねてから同社製品に興味を持ち昨年11月、仙台市で開催された「ビジネスマッチ東北2024」に出展していた鈴木社長に「共に商品開発をしたい」と直談判。快諾した鈴木社長、「月のホテル」「月のみち」を運営する月見(酒田市、白旗夏生社長)、歌舞伎役者の中村橋吾さん(鶴岡市出身)と共に今年1月、地元に伝わる民俗芸能のPRを兼ね「YATA―BUKI(ヤタ―ブキ)」と銘打ったプロジェクトをスタートさせた。

 完成した新商品は同社の既存商品「YataGinger」をベースに、学生たちのアイデアで鶴岡市産リンゴを使って深い味わいに仕上げた。ラベルデザインも学生たちが担当。オリジナル柄「くいしばり」を背景に橋吾さんが鐘を持って「平和」を訴えている写真と、23年黒森歌舞伎正月公演「昔談柄三荘太夫(むかしがたりさんしょうだゆう)」の一場面をあしらったほか、自ら制作した黒森歌舞伎PR動画、橋吾さんの活動を紹介する映像にリンクするQRコードを付けた。

 橋吾さんも出席し酒田市の黒森日枝神社演舞場で10日、発表会が行われ、プロジェクトリーダーを務めた五十嵐さんは「商品を通して黒森歌舞伎を盛り上げていきたい」、同歌舞伎一座・妻堂連中の五十嵐良弥座長は「応援してもらっていることに感謝。間もなく300年の節目を迎える黒森歌舞伎にとって励みになる。ますます精進していく」と。橋吾さんは五十嵐座長のつけ打ちで創作歌舞伎を披露し、新商品をアピールした。

 「ヤタジンジャー・アップル」は、3―4倍の希釈用で375ミリリットル入り大瓶2800円(税込み)、180ミリリットル入り小瓶1300円(同)。学生たちによると、水、湯、炭酸水のほか、牛乳や日本酒で割ってもおいしいという。月のみちでは同商品を用いたスイーツなどの開発を進めている。酒田市の月のホテル、27日(木)にオープンする「いろは蔵パーク」、鶴岡市の庄内観光物産館などで扱う。

 問い合わせはティーズファクトリー=電0235(25)1856=へ。

発表会で「ヤタジンジャー・アップル」をPRする関係者たち
発表会で「ヤタジンジャー・アップル」をPRする関係者たち



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