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2025年(令和7年) 3月13日(木)付紙面より

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アウシュビッツ訪ね衝撃 石塚さん(鶴二中2年)まちキネで写真展

 鶴岡市の中学生が夏休みに訪れたアウシュビッツ強制収容所(ポーランド)で撮影した写真の展示会が、10日から同市山王町の鶴岡まちなかキネマ入り口通路で始まった。

 写真展を行っているのは鶴岡二中2年の石塚桃心(ももこ)さん(14)。「桃心から見た世界」と題して世界遺産ともなっている収容所の建物やガス室、焼却炉、博物館に展示されている靴や髪の毛、粗末な食事のサンプルなど26点の写真を飾った。

 石塚さんは、昨年の夏休みに母親の友人が付き添い、約1カ月間にわたりポーランド、オランダ、フランス、イギリスなどを旅行。祖父の手伝いでお小遣いを貯め、格安チケットで、オランダに住む知人の家を拠点にし、さまざまな見聞を広めてきた。アウシュビッツには5年前に、3歳年上の姉も訪れており、石塚さんも旅の目的のメインに据え、事前にまちキネで上映されていたアウシュビッツ関連の映画『関心領域』も鑑賞して備えたという。

 写真には自身の言葉で解説と感想が添えられた。石塚さんは「アウシュビッツを訪れる機会を頂き感謝している。実際に訪ねてみて衝撃を受けたけど、日本にいては知らなかったアウシュビッツの歴史を知ることができた。さまざまな方法で殺されたり、死ぬまで強制的に働かせられた人が何百万人もいたということを、いろんな人に知ってもらいたい」と話している。

 展示は4月10日(木)までの1カ月間。まちキネの営業時間中は鑑賞することができる。

アウシュビッツでの写真展を開催した石塚桃心さん
アウシュビッツでの写真展を開催した石塚桃心さん



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