2025年(令和7年) 3月14日(金)付紙面より
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姉妹都市盟約を結ぶ米国ニュージャージー州ニューブランズウィック(NB)市に派遣される鶴岡市の中学生親善訪問団の生徒たちが11日、市役所を訪れ、皆川治市長に意気込みを語った。
両市は元庄内藩士・高木三郎がNB市にあるラトガース大で学んだことを縁に1960(昭和35)年に姉妹都市盟約を締結。民間レベルを含め交流を深めている。中学生の派遣は1994年に始まり、今回が6年ぶり12回目。市教育委員会の募集に応じ面接などで選考された鶴岡一中2年の本間伶さん、鶴岡二中2年の阿部大河さん、ともに鶴岡三中2年の森美緒さんと五十嵐壮瑠(たける)さん、櫛引中2年の渡部美乃さん、豊浦中1年の鈴木心乃花(このは)さんの6人と、団長の土井浩貴鶴岡五中校長、引率教諭らの計9人が今月22日から28日の日程で訪れる。
出発の報告で土井団長は「両市の友好の懸け橋として、心と心の交流を深めてきたい」とあいさつ。派遣される生徒たちは「ホームステイで米国の文化や生活を体験したい」「NB市の皆さんに鶴岡の良さ、魅力を発信したい」「緊張するけど英語で触れ合いたい」など抱負を語った。
皆川市長は「あまり緊張しない方がいい。恥ずかしがるのは日本人だけ。単語と身振り手振りで堂々と、鶴岡の代表として楽しみながら交流してきてほしい」と激励した。親善訪問団はNB市の家庭にホームステイしながら、日本の中学校にあたるミドルスクールでの一日体験入学、ジェームズ・ケイヒル市長への表敬訪問、ラトガース大図書館見学、ニューヨーク市内見学などを予定している。