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ねむの丘

酒田市街地から北へ車で約50分、秋田県象潟町の道の駅・象潟「ねむの丘」は、国道7号沿いに建つ東北最大級の道の駅だ。眼前に日本海のパノラマが広がる大浴場の展望天然温泉、多種多様な品ぞろえを誇る物産館、四季折々の味を提供するレストラン、新鮮な農林水産物の直売施設などを備え、道路だけでなく観光や文化、歴史など、さまざまな情報を提供している。周辺には秀峰「鳥海山」はじめ、松尾芭蕉が奥の細道の紀行中に句を詠んだ「蚶満寺」、高さ26メートルから豪快に流れ落ちる「奈曽の白滝」、鳥海まりもなど希少種が生息する「獅子ケ鼻湿原」といった多くの観光スポットが点在し、秋田県南の観光拠点になっている。山田勝四郎支配人は「散歩がてらに立ち寄ってほしい」と話す。

カキのかまくら2階のレストラン「眺海」のイチ押し料理は「カキのかまくら」(税込み350円)。鱈(たら)のすり身をだし汁やサラダ油でのばしたテリーヌを「かまくら」に見立て、それで岩ガキを包んだものをアオサとカニのあんかけでいただく。鱈の淡白さと岩ガキの濃厚さが絶妙にマッチした一品だ。考案した調理長の鍛冶川康正さんは「地元特産の岩ガキで、秋田をイメージした特色ある料理を作ろうと思った」と話す。カキ丼卵とじ(同740円)、カキカレー(同800円)も好評。

ほかにも、近くの漁港で揚がった魚介類を調理した「海鮮丼」(同1380円)や「焼魚定食」(同840円)など、日本海の旬の幸を味わえるメニューがそろう。「カキのかまくら」は物産館でも冷凍したものを2個入り500円(税別)で販売。解凍後、電子レンジで30秒ほど加熱すると、レストランに劣らない味が楽しめるという。

物産館と直売施設独自に開発・販売している商品も多い。中でも、ねむの花をイメージして作ったハチミツ入り「ねむの花そふと」、ビタミンCたっぷり「きょほうそふと」、ベータカロチンを多く含む「パンプキンそふと」のソフトクリーム3姉妹(いずれも税込み200円)は人気を呼んでいる。また、天然のうまみあふれる万能だし「だし名人」、飛島産トビウオのだしがたっぷりの「めんとも」、岩ガキをサポートするポン酢「ゆずぽん」の三兄弟(同525円)も好評を博している。

4階の展望天然温泉「眺海の湯」は入浴料350円(税込み)。眼前に日本海が一望でき、TBSのテレビ番組「はなまるマーケット」で、温泉のある道の駅全国ベスト3に選ばれた。ドライブの途中に立ち寄り、ゆったりとしたひと時を過ごしてみてはどうだろうか。また、毎月5と6の付く日を「入浴感謝デー」に設定。回数券の購入者に無料入浴券をプレゼントするほか、1回券を買った人にもくじ引き(3分の1の確率)で無料入浴券を進呈する。

物産館の玄関右側には「才の神神社」が鎮座。交通安全、厄除け、良縁、子授け、夫婦和合を祈願して昨年12月に建立された。現在は「絵馬掛け所」も設置され、新たな名所になっている。

館外には足湯温泉(貸しタオル・腰掛け付き税込み100円)を整備。気軽に利用できると、訪れた人に好評だ。ほかに、グラウンドゴルフ場、4輪バギー、バッテリーカーなども備え、幼児からお年寄りまで、誰でも楽しめる。

建物の裏手に回ると、象潟一帯を巡る散歩道「海岸夕日道」が整備されている。南に10分ほど歩くと、高さ4・3メートル、幅5メートルの「唐戸石(からといし)」に着く。1804年の大地震で海底が隆起する前は、わずかに頭を海の上に出していた。その部分だけに波の浸食跡があり、象潟の隆起を示す物的証拠になっている。

足湯温泉 才の神神社 唐戸石
気軽に利用できる
「足湯温泉」
新たな名所になっている
「才の神神社」
大地震による
海底隆起の物的証拠
「唐戸石」

(2005年5月掲載)


道の駅・象潟 「ねむの丘」
秋田県由利郡象潟町字大塩越73-1 TEL 0184(32)5588


営業時間=午前9時~午後9時
(物産館は午前9時~午後7時
 レストランは午前11時~午後9時・オーダーストップ午後8時30分)
定休日=毎月第3月曜日(休日の場合は翌日、7・8月は無休)


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