
「安全でおいしいものを安く食べてほしい」―。酒田市中通りにある家庭料理店「うさぎ屋」は、肉と魚の2種を用意した日替わりランチ(いずれも650円)が好評。丁寧な手作り料理が口コミで広がり、昼時はビジネスマンや主婦らでにぎわう。
店を切り盛りする大野末子さん(53)は長年会社勤めをする傍ら、「50歳を過ぎたら好きな料理の店をやってみたい」という夢を持ち続けていたという。その思いが実り昨年5月、嫁いでいた実娘の伊藤加奈子さん(27)と一緒に、空き店舗を改装して店を開いた。
人気のランチは、肉・魚料理を中心に、小鉢2品と汁もの、さらにコーヒーまでついてこの価格。また、ご飯は白米か玄米かを選べてお代わりは自由と男性にはうれしいサービス。
取材にお邪魔した日は、肉料理が岩手産鶏もも肉の香草焼き、魚がサーモンのしょう油漬焼き。小鉢はブリ大根とほうれん草のナムル、そしてお椀は具だくさんの豚汁。いただいた鶏肉の香草焼きはジューシーで軟らかく、脂がのったブリ大根の身もふっくら。毎回たっぷり時間をかけてとるというだしの効いた豚汁はほっとする味。
店内はカウンター席と2人掛けのテーブル席が4つほどとこんじんまりしているが、昼時には用意した食材がすべてなくなってしまうことも。「きれいに残さず食べていただけるとうれしい」と話す大野さん。「飽きのこない家庭の味を提供していきたい」と話していた。夜はお酒を飲みながら料理が楽しめるという。
(2006年1月掲載)
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