
山形市内の繁華街・七日町にオープンして、今年でちょうど10年。鶴岡市出身の田澤広さん(36)が実姉とともに始めた。店名は宝石のラピスラズリーから取って、お姉さんが命名した。5年ほど前からは広さん1人で切り盛りしている。
「ミュージック ムービー&フーズバー」「B級映画と'80Sロックを愛する店」を掲げる。「たまり場が理想なんです。食事だけのお客さんも歓迎します」。アイデアあふれるパスタ(700円~)と生地から作るピザ(800円~)が迎えてくれる。
パスタはペペロンチーノ、トマトソース、カルボナーラがメーンだが、「和風冷製」(?)なんていうのもある。「キュウリもトマトもハムも蒸し鶏も使います」。どうも冷やし中華風のスパゲティらしい。ほかにも「お勧め」(広さん)の裏メニューがある。手作りピザは、生地に数種類のチーズのみをのせた「シンプルピザ」が一押し。お客さんにヒントをもらい、研究を重ねてガーリック風味に仕上げた。ビールやジントニックに合うと評判だ。
ピザから、話題は鶴岡・南銀座にあった「熊久」に飛んだ。バンドのライブでよく出入りしたそうだ。ドラムスを担当するバンド活動は今も続けていて、店ではアコースティックライブも開く。
パスタやピザのほかに、ホットドッグ、ナンドッグ、タコス、韓国人から習ったチヂミ、鉄板付きの特製お好み焼き、焼きそばもあり、何やら多国籍風。「たまり場」の雰囲気が食べ物にも現れる。
カクテル(600円~)は、鶴岡の「ゼロ」で働いて覚えた。スタンダードとして80種をメニューに載せる。「すべて作ります。でも、お任せにしてもらって作るオリジナルカクテルの方が喜ばれるみたいです」
鶴岡や酒田からも来店者がある。口コミで伝わっているらしい。「出張で山形に来たときはぜひ」と人懐こい笑顔で話した。
(2006年5月掲載)
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