
酒田市曙町にある「ハギレの店みどりや」は、婦人服関係の生地全般を扱うお店。昨年12月のオープン以来、洋服や小物を手づくりしている女性を中心に人気が広がっている。
経営する坂野みどりさん(42)は新庄市在住。同市で夫の秀範さん(56)が営む繊維卸業を手伝っていたとき、売り物にならない長さが10メートル以下の生地を安く提供できないかと考え、1号店となる新庄店をオープンさせた。低価格と豊富な品揃えが受け、人気に。その後山形市へ、そして酒田市のお店が3号店となった。
店内には、ものすごい数の生地がぐるぐる巻きのまま山積みにされている。これは生地の日焼け防止と「宝探しみたいなものが好き」という坂野さん夫妻のこだわり。秀範さんは「初めて来店したお客さまは数の多さに圧倒して、結局何も買わずに帰ってしまったりする」と笑う。
みどりやが誇るのは何といっても価格と種類の多さ。秀範さんも「そこは負けていない」と胸を張る。綿の無地でだいたい1メートル200円~、柄物では380円前後。ものによっては首都圏の3分の1程度の値段というから驚きだ。種類はウール、合繊、ニット、綿、裏地などさまざま。新商品は1週間ごとに追加、“今買わないと次来たときにはもう無い”というほど回転も速い。「山形、新庄のお客さまが向こうにない生地を求めて、わざわざこちらに来ることもあります」とみどりさん。
好きな人にとって店内はまさに「宝の山」。手づくりが趣味の人はもちろん、「興味はあるけれど…」という人も一度足を運んでみては。きっとお気に入りの1枚が見つかります。
(2006年8月掲載)
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