
「八幡の名物になりたい」―。酒田市の八幡中学校近くに店を構える菓子製造・販売「さと吉」は、地元産ササニシキを100%使ったバラエティーに富む団子で人気。定番に加え、「おぐらホイップ」や「焼きいも」など創作意欲あふれるラインナップがウケている。
代表の佐藤栄司さん(43)が「地域の特産である米の消費拡大につなげたい」と2003年にオープン。昨年7月には酒田市中心地に開設された観光施設「川辺の館」へも進出し、2店舗で和菓子類を販売している。
原料にこだわった団子はモチモチの食感としつこすぎない歯触りが売り。味はあんこやみたらしなどの定番に加え、抹茶やむらさき芋、コーヒーあん、さらには淡いピンク色のいちごや焼きバナナ味など25種を展開。いずれも注文を受けてから作り、しぼり口を使って飾り付けるなど見た目もおしゃれ。4つの味を組み合わせた四色団子もある。
佐藤さんによると、たくさんある中でも人気はみたらし、あんこ、ごまの定番3品だとか。それでも「新しい味は思いつきとひらめきから生まれる」と新商品の開発に意欲的。
この秋デビューしたばかりの「焼きいも」は、表面に焼き色を付けたスイートポテト風。和菓子というよりも洋菓子感覚で食べられる。団子のほかにも、アイスの上に熱々のみたらし団子を載せた「みたらし団子アイス」(300円)などの変わり種もある。
佐藤さんは「商売を通した人との出会いが楽しい。その出会いの中で鳥海山や豊かな自然など八幡の魅力を広めていけたら」と笑顔で話していた。
(2006年11月掲載)
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