
米どころ庄内でも話題の米粉パン。庄内から少し離れた最上町の国道47号沿いにオープンした「米工房」は、米粉では珍しいクロワッサンが人気。サクッとした本格的な味わいを求めて庄内から訪れるファンも多いという。
米工房は地元の主婦4人で立ち上げた同名の企業組合が運営。理事長の栗田靖子さん(62)が昨年11月、友人と旅行で訪れた岩手県江刺市で地元農家がつくる米粉パンを食べ、「すごくおいしい」と感激。兼業農家の傍ら、米の等級検査員の手伝いをして備蓄米がたくさんあるのを目にしていた栗田さんは「地元の米を活用したい」と思い立ち、仲間に声を掛け1カ月後に店を開いた。
素人だったパンづくりは、江刺の農家や最上町に縁があった神戸在住の料理研究家・坂本廣子さんに指導を受けた。「たまたま味見をしてくださった坂本先生が大阪のパンの先生を紹介してくださるなど指導者に恵まれた」と栗田さん。
原料の米粉は地元産米を大阪の製粉会社に送り、小麦グルテンをミックスした専用の粉に加工して使用。この粉にバターなどを混ぜ合わせて焼き上げる。外側はこんがりサクサクしていながら、内側はモチモチとした食感が特徴。1袋(10個入り)500円と値段も手ごろで、オープン以来ほぼ毎日、1000個以上を売り上げている。
栗田さんは「地元をはじめ遠方からも来てくださる方もいて反響がとてもうれしい。街も明るくなった気がします」と話していた。米工房は新庄市から47号を古川方面に向かい約30分ほどの国道沿い。
(2007年3月掲載)
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