文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

「実はあちこちに作品。どんな依頼もOK。」トールペイント作家 渕江裕子

トールペイントを手掛ける渕江さん。工房の名称「あおいくま」は、尊敬する人の言葉「あせるな おこるな いばるな くさるな まけるな」の頭文字を組み合わせたそう

小さなボタンから壁面まで何でもござれ―。鶴岡市城南町のトールペイント作家、渕江裕子(ひろこ)さん(48)は、注文に応じて看板やウエルカムボードなどを制作。依頼主の好みやイメージに合わせて変幻自在の“描く技”が口コミで評判となっている。

渕江さんは四国の香川県出身。ご主人の仕事の関係で関西地方を転々とし、1998年に庄内へ。もともと大阪芸術大を卒業し本格的に絵を学んでいた素地もあり、関西在住時代に始めたトールペイントの小物を学区内のお店に並べていた。そうした中で、作品を通して知り合った奥田政行シェフの依頼で当時オープンを控えていたイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」(2000年オープン)の看板や店内の壁画を担当。その後も口コミで依頼が舞い込むようになり、昨年から工房「あおいくま」として仕事を請け負っている。

ウエルカムボードなどのカントリー調から蒔絵のような日本画的なタッチまで、作風は幅広い。さらにどんな書体も書けるというから驚き。「私の作風はこれだと決まっているより、依頼主の好みや思い入れを聞きながら自分の中にはなかったイメージを作品にしていくのが楽しい」と渕江さん。引き受ける仕事もさまざまで、依頼の中には「お酒が入っていた木箱を裁縫箱として使いたいので好きな海の絵を」なんてものもあるとか。

庄内に暮らして約10年。引っ越して来た当初から月山や鳥海山に囲まれた地形をはじめ、水や食べ物のおいしさ、雪かきまでが楽しいと話す渕江さん。「これからも作品を通した出会いを大切にしていきたい」と話していた。

これらも渕江さんの作品。日本画的な「貝合わせ」。仕事は自宅の机の上で。本人いわく、「イメージが決まれば描くのは早い」とか

作品は鶴岡市内の産直「よれちゃ」や和食「菜ぁ」で展示・販売。料金の目安はオリジナルのウエルカムボードが2万円前後から。これからの季節、ウエディングの相談にも応じる。問い合わせは渕江さん=電0235(24)8587=へ。

(2007年7月掲載)

トップページへ 前のページへもどる
 
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field