
実りの秋に新米のおにぎりをどうぞ―。酒田市北新町二丁目の「あべこめや」は、米屋さん直営のおにぎり屋さん。定番から変わりだねまで豊富なメニューをそろえ、大きめのご飯の中にたっぷりの具が入っていると人気だ。
同店は3代続くお米屋さん。2代目の阿部哲弥さん(79)が「将来、米の販売だけではやっていけない」と1971年に当時では珍しいおにぎり機械を導入し、注文販売専門のおにぎり屋を始めた。現在は3代目の利明さん(46)が経営し、今年5月から店頭販売を始めた。
庄内産はえぬきを使用し、メニューは季節によって常時変えている。現在はサケや梅、昆布などの定番をはじめ、辛さがクセになる「わさび」(110円)や鳥のから揚げが丸ごと1個入った「からあげ」(130円)、マヨネーズたっぷりの「鮭マヨ」(120円)、ダシの効いた薄揚げで包んだ「五目ちらし」(100円)など13種をラインアップ。定番のサケは時間をかけて焼き上げるなど米のおいしさが引き立つよう具にはひと手間かけているのが売りで、なかでも人気ナンバーワンの「すじこ」(140円)は甘口のますこのしょうゆ漬けを使用しており、すじこが苦手という人にもおすすめ。
お客さんからは「毎日食べても飽きない」「コンビニのおにぎりと違ってご飯がおいしい」と好評。おにぎりのほか、厚焼き玉子やヒジキ煮など日替わりの総菜、赤飯やもちなども店頭販売している。利明さんは「季節によってメニューを考えている。秋はキノコご飯やクリご飯のおにぎりが登場する予定」と話していた。
(2007年10月掲載)
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