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海坂藩旅歩き

藤沢作品の映画ロケマップ

写真を添えて十数ヵ所のロケ地をピックアップしている
藤沢作品の映画ロケ地を紹介したマップの表紙

庄内ロケ支援実行委員会が製作した「ガイドマップ」が、県外観光客の注目を集めている。作家・藤沢周平の作品を映画化した「たそがれ清兵衛」と「隠し剣鬼の爪」を中心に「蝉しぐれ」のロケ地を紹介。マップを片手にロケ地巡りを楽しむ県外観光客の姿も多い。

マップはA4判サイズで、見開きカラー4ページ。「たそがれ清兵衛」の主演女優・宮沢りえさんらがロケを行った鶴岡市湯田川の「由豆佐売(ゆずさめ)神社」や、清兵衛が釣りをするシーンを撮影した赤川市民ゴルフ場近くの赤川など、10数ヵ所のロケ地を写真を添えて紹介している。これと共に鶴岡市内の観光スポットも掲載した。

2004年秋に計4万部作成し、東京や仙台の映画館、鶴岡市内の観光施設などに配布。鶴岡市のホームページにも載せて希望者に無料配布したところ、1日平均約40件、同年末までに計3万部の申し込みがあったという。

すでに作成した4万部はなくなり、新たに5000部を追加。現在は県外から訪れた観光客がこのマップとデジタルカメラを片手にロケ地を巡る姿がみられる。

事務局の鶴岡市観光物産課では「予想以上の反響で、藤沢周平作品の人気の高さがうかがえた。これからもマップを有効に使ってもらえれば」と話している。

藤沢周平の作品に登場するゆかりの地を紹介したガイドマップ「海坂藩の面影」

また、もうひとつのガイドマップ「海坂藩の面影」は、藤沢周平が描いた作品の「原風景」を紹介したもので、増刷を繰り返すほど根強い人気がある。

このマップは鶴岡市観光連盟、市観光案内所、市観光物産課が2002年度に製作したもの。「蝉しぐれ」のなかでモデルとして登場する龍覚寺(作品では龍興寺)や「花のあと」に出てくる湯田川温泉(作品では湯治場)など、各作品のゆかりの地をマップや写真、文章を添えて紹介している。

02年度の「第3回街歩きマップコンテスト」で、日本観光協会賞を受賞。内容やデザインが高く評価された。

首都圏の物産展では「藤沢さんの描いた小説の原風景を訪ねる鶴岡城下町旅情」とのタイトルにひきつけられ、オープン早々、すぐになくなる人気という。映画公開による藤沢ブームで、ロケ地を紹介したマップと同様に、いまでも県外観光客の注目を集めている。

どちらのガイドマップも問い合わせは鶴岡市観光物産課=電0235(25)2111=へ。

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