「第6回全国藩校サミットin鶴岡」が、6月23、24日の両日、鶴岡市をメーン会場に行われ、参加者たちが藤沢周平の古里である庄内地方を散策しました。
藩校サミットは、藩校の果たしてきた役割や意義、精神、学問を再認識しながら伝統文化を継承し、今後の教育や文化に生かしていこうと、これまで湯島聖堂(東京都)や会津藩の日新館(福島県)、多久藩の東原庠舎(とうげんしょうしゃ)(佐賀県)、高梁藩の有終館(岡山県)、高遠藩の進徳館(長野県)で開かれてきました。今回は庄内藩の藩校「致道館」があった鶴岡市をメーン会場に、「藩校教育を今に生かす」をテーマに講演やパネルディスカッション、研修視察などが繰り広げられました。
このうち、24日に行われた研修視察では約70人が「藤沢周平散策」「城下町鶴岡」「湊町酒田」の3コースに分かれて研修。「藤沢周平散策」では「鶴ケ岡城跡」や「荘内神社」、藤沢作品に登場する架空の藩「海坂藩」のモデルとなっている庄内藩の藩校・致道館などを見学し、作品の魅力を再認識していました。