2021年(令和3年) 6月29日(火)付紙面より
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羽黒山にある国宝・五重塔でライトアップが始まった。10月3日までの期間中、土日や祝日、お盆休みを中心に計40日にわたり幻想的な世界を演出する。
羽黒山五重塔は、平安時代の中期に平将門が建てたと伝えられる。高さは約29メートル。屋根はこけら葺(ぶ)きで塔には彩色が施されておらず、辺りの景観に溶け込んでいる姿が特徴の一つとされる。1966年に国宝に指定された。
ライトアップは2年ぶり。午後6時から照明がつけられ、日没とともに少しずつ浮かび上がる姿が訪れた人たちを魅了している。
時間は6月から8月が午後6時?9時、9月から10月が午後5時半?8時半まで。「レインボーロード」として9月23日?26日までの4日間と、10月2、3の両日は、祓川(はらいがわ)に架かる「羽黒山御神橋(ごしんきょう)」から五重塔までの区間を7色の光で照らす。
大人(高校生以上)から1人500円の協力金を求める。支援してくれた人には「御縁年手ぬぐい」をプレゼントする。ライトアップ期間中、悪天候で中止になる場合もある。
随神門前の受け付けで検温と手の消毒が行われるほか、鑑賞にはマスクを着用する。
問い合わせは事務局の羽黒町観光協会=電0235(62)4727、または庄内観光コンベンション協会=電0235(68)2511=へ。