2024年(令和6年) 6月20日(木)付紙面より
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三川町議会(志田徳久議長、定数10)の「小学生議会」が18日、町役場3階議場で行われた。町内3小学校の全6年生68人が参加し、より良い町づくりについて提言した。
この日は横山小23人、東郷小27人、押切小18人が議場に入り「三川をどんな町にしたいか」を共通テーマに各校の代表児童が意見発表した。
その中で子どもたちは「町内全戸にタブレットを配ってリモートでつながる町にすれば安心感が増すと思う」「募金活動を積極的に行って集まったお金を高齢者に役立てる福祉の町づくりを進めたい」と提案した。
これに対して担当議員は「タブレットによるデジタル化は大蔵村(人口約3200人)が県内で一番最初に取り入れ、昨年は西川町でも導入した。町の情報を瞬時に見られるし、災害が起きた場合の連絡手段として効果的。いい提言だと思う」と答弁した。
小学生議会を終えた押切小の高橋慧悟(けいご)君(11)は「少し緊張した。私たちの考えを議員の皆さんに知ってもらうだけでも良かったと思う」と感想を話した。
小学生議会は、町づくりに関心を持ってもらい次世代のリーダー育成につなげようと毎年開いている。これまでは町内3小学校運営委員会の児童を対象にしていたが、今回は3校の6年生全員を迎えた。三川中生徒を対象にした「中学生議会」は8月に予定している。