2009年(平成21年) 5月23日(土)付紙面より
ツイート
鶴岡市立荘内病院(松原要一院長)で21日、県消防防災ヘリ「もがみ」による救急搬送訓練が行われた。
訓練は、2003年に新病院が開院した翌年から毎年、県消防防災航空隊と救助救急搬送時の連携確認を目的に実施している。
この日は同隊員や医師、看護師など合わせて約25人が参加。屋上ヘリポートで救助用の担架や保育器など3種類の引き継ぎ訓練が、ヘリコプターのローター(羽根)を稼働させた状態と停止した状態の2回に分けて行われた。
このうち、保育器引き継ぎ訓練では、同隊員が「ヘリの稼働時は、エンジン音で指示が聞こえないため、一連の流れを把握して。また、ヘリの後部は非常に危険なので近づかないでください」と説明。隊員と医師らが連携して保育器を担架に固定し、ヘリ脇に運び、機内に搬送するまでの一連の動作を確認していた。その後、参加者らがヘリコプターに乗り込み、実際に離着陸して搭乗訓練を行った。
荘内病院関係者と県消防防災航空隊が合同で救助救急搬送訓練を繰り広げた