2010年(平成22年) 12月1日(水)付紙面より
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鶴岡市馬場町の鶴岡カトリック教会天主堂(国指定重要文化財)脇に、高さ約8メートルのクリスマスツリーがお目見えし29日、点灯された。
同教会敷地内にはかつて、高さ20メートル余りのヒマラヤスギがあり、毎年クリスマスシーズンになると電飾を施され、鶴岡の冬を彩る「ジャンボツリー」として市民に親しまれた。しかし、木が古くなって風で倒れる危険性も出てきたため2001年、伐採された。その後、天主堂脇にモミノキが植えられて徐々に成長。昨シーズンから電飾が施されている。
“復活”2年目の今年は1週間前に信者たちが、長い棒やはしごを使うなどしてLEDの電飾を取り付けた。
キリスト教でクリスマスの準備が始まる「待降節」初日の28日に一度点灯され、29日は教会併設のマリア幼稚園の園児を交えあらためて点灯セレモニー。午後5時にスイッチが入り、赤、青、緑、白などの明かりがともると、園児約10人が「わーっ」と歓声を上げた。天主堂の白壁に明かりが映え、ロマンチックな雰囲気を醸し出した。
ウイリアム・ドネガン神父は「モミノキは昨年より1・5メートルほど高くなった。大きくなって、また、市民に喜んでもらえれば」と話していた。
来年の1月6日まで毎日、午後4時ごろから同10時ごろまで点灯する予定。