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2011年(平成23年) 10月23日(日)付紙面より

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被災地の缶詰販売

 東日本大震災で被災した宮城県石巻市の水産加工会社を支援しようと、鶴岡市の羽黒高校(牧静雄校長)の生徒たちが22日、同校で開催された学園祭の会場で、被災した工場に残っていた缶詰やかつお節などを販売した。学校行事で販売支援するのは県内で初めて。

 同校では、原発事故で避難している福島県の生徒を受け入れているほか、今年7月には同校バレーボール部とソフトボール部が宮城県気仙沼市の小学校を訪問して、スポーツ交流を図るボランティアを行うなど、被災地支援に積極的に取り組んでいる。

 今回の被災工場の製品の販売は、教育プログラムの制作会社・FCエデュケーション(東京都)が全国の学校に呼び掛けている「希望の環(わ)」プロジェクトの一環で、少しでも被災地復興の力になればと同校も参加することにした。

 学園祭で販売したのは、津波被害で甚大な被害を受けた「木ノ屋石巻水産」のクジラやサケ、サンマの缶詰、100年の歴史がある「丸平かつおぶし」のかつお節、「高砂長寿味噌本舗」のみそなど5種類、計272点。価格は1点400―600円で、計約12万円の売り上げを目標にし、輸送費を除いた全額を被災地の企業に贈る。

 同校正面玄関に販売ブースが設けられ、同校2年のバレーボール部とソフトボール部の生徒たち約30人が交代で販売スタッフを務めた。午前10時に開店すると、大勢の人が訪れ2点、3点と缶詰などを買い求めていた。

 販売スタッフとして参加した堀美彩さん(16)は「被災地の力になれるよう全部販売できるように頑張りたい」と話した。

被災地の缶詰などの製品の販売に取り組む羽黒高の生徒たち
被災地の缶詰などの製品の販売に取り組む羽黒高の生徒たち



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