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2019年(平成31年) 2月28日(木)付紙面より

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出羽三山や手向の魅力語る

 出羽三山魅力発信協議会(勝木正人会長)と鶴岡市が主催する講演会が26日夜、同市の手向地区地域活動センターで開かれ、鶴岡市出身のタレントで料理研究家の三浦友加さんと、フランス出身で同市国際交流員のミヨ・サラさんの2人が出羽三山や羽黒地域の魅力について語った。

 同協議会は、出羽三山の門前町の手向地区が2013年に国が認定した同市の歴史的風致維持向上計画の重点区域となったことを受け、地元住民らで組織。門前町としての歴史や伝統文化を生かした独自性のあるまちづくりを目指し、環境整備や情報発信、ガイド育成など各種活動を展開している。

 講演会もこうした活動の一環で企画し、市内外から約100人が参加した。協議会の予想を大きく上回る参加者で、関心の高さをうかがわせた。

 「私が手向に住みたい理由」と題して講演した三浦さんは、幼稚園の時に羽黒山遠足で見て絵に描いた国指定天然記念物の爺杉(じじすぎ)が自身の出羽三山との出会いの原点と話し、在来野菜にこだわったベジタイムレストラン土遊農、出羽三山と山伏、松ケ岡の日本一の土人形コレクションが自分にとっての羽黒地域の魅力3本柱と紹介。自らの山伏修行の秋の峰入り体験も踏まえ、「歴史的に見て、柔軟で多種多様で何でも屋さん的な山伏の生き方は、今の若者たちの良いお手本だと思う」と語った。

 ミヨ・サラさんは「海外からみた出羽三山の魅力」のテーマで講演。国内最大級の外国人向け日本情報サイトの「2019年に外国人が訪れるべき日本の観光地」で、鶴岡市が8位に選ばれたことを紹介し、「景観が美しいだけでなく、精神文化も含め言葉では語れるものではない独自性が、ここにはある。特に欧米人は蜂子皇子の開山伝説、山伏修行、精進料理、即身仏に興味を引かれる。出羽三山は自分の人間性を回復してくれる場所」と、外国人の目から見た魅力を説明した。

 講演に先立ち、同協議会事務局の市羽黒庁舎総務企画課の担当者が、親子対象の手向地区ウオークラリー開催、門前町の魅力をまとめて作成するフォトブック、パネルを活用した首都圏でのPRなど、新年度の活動計画を発表した。

三浦さんとミヨ・サラさんが出羽三山や門前町の手向地区の魅力を語った講演会
三浦さんとミヨ・サラさんが出羽三山や門前町の手向地区の魅力を語った講演会


2019年(平成31年) 2月28日(木)付紙面より

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先進技術使い商品開発へ

 昨年10月にオープンした県水産試験場「おいしい魚加工支援ラボ」(鶴岡市加茂)で26日、県漁協女性部員を対象に、先進加工技術などを学ぶ研修会が開かれた。浜のお母さんたちが施設内の急速冷凍装置など先進的な加工技術を体験し、海の幸で作る総菜商品開発のヒントを探った。

 県漁協女性部を対象に県が今回初企画した研修会。水産加工品開発の動きを助長し、生産量増加や水産業者の所得向上につなげる狙い。

 この日は庄内一円から各支部の女性部員27人が参加。初めに同試験場の専門研究員による講話で、施設内にあるスチームコンベクションオーブンや低温乾燥庫、急速冷凍装置による調理・加工の特徴を学んだ。

 その後は参加者が持ち寄った「銀ガレイの甘辛揚げ」「いか飯」「ホッケを使ったハンバーグ」といった総菜を真空パック処理後、低温アルコールに浸して数分で急速冷凍。湯煎や電子レンジで解凍し、味見をして確かめた。県漁協女性部長で、酒田支部長の佐藤初子さん(79)=酒田市宮野浦=は「これまでにない施設。この施設を活用し、女性部を挙げて商品開発に取り組んでいきたい」と話していた。

 同ラボの施設利用率は1カ月当たり10日間ほどで推移。県の担当者は「県内で捕れた水産物を使って加工や調理することを要件として、施設内器具の利用料全額減額もある。予約の上、利用を」と話していた。問い合わせは県水産試験場資源利用部=電0235(33)4382=へ。

急速冷凍装置(手前右)に興味津々の様子の浜のお母さんたち(上)長期保存も可能な急速冷凍を施した総菜を触って確かめる参加者
急速冷凍装置(手前右)に興味津々の様子の浜のお母さんたち(上)長期保存も可能な急速冷凍を施した総菜を触って確かめる参加者



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