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2021年(令和3年) 5月4日(火)付紙面より

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モノの命 大切にする心次世代へ (鶴岡市日吉町)ぎゃらりぃ眞しま 「持続可能なファッション」テーマに展示会

 「サステナブル(持続可能な)ファッション」をテーマにした展示会が、鶴岡市日吉町の古民家ギャラリー「ぎゃらりぃ眞しま」で開かれ、庄内刺し子によるサコッシュや、古い布をつぎはぎにしたエプロン、裂き織によるジャケットなどを通じ、モノの命を大切にした伝統の心を次代に伝えていく試みを示している。

 企画したのは、祖父母から受け継いだ築約150年の古民家をぎゃらりぃ眞しまとして開放している丹羽とし子さん(名古屋市千種区)。自身の美術作品や裂き織による洋服、庄内を拠点にする美術団体「白甕社」の会員仲間の佐藤芳子さん(鶴岡市羽黒町赤川)の古布のリサイクル作品など、計約50点を出品した。

 庄内刺し子の作品は、丹羽さんの祖母で、1987年に100歳で亡くなった眞島たきのさんらの遺作で、雑巾やサコッシュなど。佐藤さんは、父母らの藍染めの着物地などをつぎはぎにしたジャケットやスカート、エプロンなど。丹羽さんは、柿渋を塗ったパネルに古布を張り、アクリル絵の具で抽象画風に仕上げたコラージュ作品や、母親のシルクの長じゅばんを使った裂き織によるジャケットなどを出品した。

 丹羽さんは「SDGs(国連の持続可能な開発目標)の17の目標の中で、特に12番目の『つくる責任・つかう責任』に光を当てたい。昔の人はモノを大切にした。その心を次代に伝えていく試みとして見てもらえたらうれしい」と話した。

 展示は6日(木)まで、時間は午前10時―午後4時。入場無料。同ギャラリーでは各種展示など、利用者も募集している。問い合わせは丹羽さん=電090(8736)8540=へ。

各自の作品の脇に立つ佐藤さんと丹羽さん(右)
各自の作品の脇に立つ佐藤さんと丹羽さん(右)



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