文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 6月10日(木)付紙面より

ツイート

《ひと》ばら園カフェ名物 映えると話題

本物そっくり「アイスのバラ」提供
榎本 幸作(えのもと こうさく)さん

 鶴岡市湯温海の「あつみ温泉ばら園」入り口のオープンカフェ「ローズガーデンカフェ」を経営。アイスクリームをバラの花のように盛り付けた「アイスのバラ」は「本物そっくりで映(ば)える」とSNSで話題だ。

 父親の肇さん(83)が50年以上にわたりばら園を管理してきたため、幼い頃から自宅の庭のように親しんできた。「かつてのばら園まつりは歌謡ショーもあり、ものすごくにぎわっていた」と懐かしむ。

 市内の高校卒業後に上京し、10年後にUターン。あつみ温泉のホテル勤務を経て約7年間、同温泉街の足湯カフェ「チットモッシェ」のチーフ(支配人)を務めた。同施設やばら園を管理しているまちづくり会社YUKAIで「ばら園の休憩所の維持が大変」という話が出たため2017年6月、「得意の『何とかなる精神』で、ノウハウある自分が引き継いだ」。

 当初は屋台。18年にはクラウドファンディングで資金を募りログハウス風の店舗を設営。バラの開花期に合わせ4月末―10月末に営業している。

 アイスのバラは「ばら園にちなんだ名物を」と、軽い気持ちで始めた。最初は簡単な造りだったが、「バラは子どもの頃からよく見ているし、今も平日午前はばら園の管理をしている。アイスの溶け具合などを見ながら作り続けるうち、次第に本物らしくなっていった」。

 昨年はコロナ禍で中止されたばら園まつりは今年、今月1―30日に開催中。客がひっきりなしに訪れて名物を注文、「溶けないうちに」と楽しそうに写真を撮っている。

 「にぎわっていた昔に戻ることはできない。今できることを一つ一つ積み重ねていくことで、今の時代のにぎわいが生まれるはず」。温泉街には最近、別のカフェやクレープ店、クラフト工房など小さな店の出店が相次いでいる。「小さくても、店が人を呼び、人が店を呼ぶという好循環が、温泉街全体に波及していけば」と期待している。

 鶴岡市小菅野代生まれ。趣味は「勉強を兼ねたカフェ巡り」。イヌ・ネコの保護団体「わんにゃんレスキューおっぽ」代表という顔も。好きな言葉は「いい加減。性格がそうだから。良いあんばいという意味もある」と笑う。カフェは正午(土日・休日は午前10時)―午後5時半。アイスのバラはカシス(赤)、バニラ(白)、マンゴー(黄)など6種、値段は各500円(税込み)。電話は090(2367)4770。同市温海在住。52歳。

画像(JPEG)



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field