文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 6月12日(土)付紙面より

ツイート

「時の記念日」鶴岡・常念寺で見学会

 「時の記念日」の10日、鶴岡市睦町の常念寺保育園(渡邊嶺子園長、園児148人)の全園児が、近くの常念寺(渡邊成就住職)を訪れ、市の有形文化財に指定されている国内最古の塔時計を見学した。

 常念寺にある塔時計は、1880年に東京の金田市兵衛によって作られたもの。81年に旧西田川郡役所(現在は致道博物館内に移築)に設置され、翌82年に常念寺に寄付された。高さは約2・5メートル。中の2つの分銅をネジで巻いてつり上げ、その重みで針が動く仕組みだ。修理を続けながら140年以上もの時を刻み続けてきたが、昨年から修理者の不在で動いていないという。

 この日は密を避けるため0?5歳児が年齢別に交代で見学。副住職で同保育園の渡邊成孝理事長(85)が子どもたちに「日本で一番古い塔時計を見てもらうことで歴史を感じ、小さい頃から時間の大切さを知ってもらいたい」と語り掛けた。

 子どもたちは「どうして動かないの」「(ローマ数字の文字盤を指し)どうして数字じゃないの」などと質問しながら、自分たちより大きな時計に関心を示した。その後、元気よく「コチコチカッチンおとけいさん」と「とけいのうた」を歌い、一人一人、自分たちで作った高さ20センチほどの塔時計を披露。最後は時計の内部まで見学し、興奮した様子だった。年長組の本間すずちゃん(5)は「(ネジを回す)鍵が見えた。大きい時計が見れて良かった」とうれしそうに話した。

渡邊副住職の話を真剣な表情で聞く子どもたち
渡邊副住職の話を真剣な表情で聞く子どもたち



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field