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荘内日報ニュース


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2021年(令和3年) 7月13日(火)付紙面より

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「松柏の枝豆」直売始まる お盆に合わせ市民買い求める

 鶴岡市家中新町の松柏会館で12日、今季の「松柏の枝豆」の直売が始まった。極早生品種が店頭に並び、同市内の13日の「お盆」に合わせ、初物を求める市民らが店頭に訪れた。9月中旬ごろまで販売する。

 直売はNPO法人荘内松柏会(佐藤謙理事長)の関連会社「松柏種苗部」(菅原和行社長)が2013年から始めた。同会の枝豆生産者でグループをつくり、だだちゃ豆系を中心に統一ブランド「松柏の枝豆」として販売。独自の手引で品質を統一し人気を集めている。

 初日のこの日は「味風香」を約70袋(1袋500グラム)用意。午前9時の開店と同時に、市民が次々と訪れた。近くの梅津りえさん(61)は「朝の散歩で販売を知らせるのぼり旗を見たので、お盆用にとさっそく来ました。松柏の枝豆はおいしいですよね」と話した。東京の知人への贈答用に買い求める市民もいて「発送する前にまずは自分で味見する。楽しみ」と笑顔を見せていた。

 7月は日曜の販売を休み、8月は毎日営業予定。当面は味風香、おつな姫、7月下旬からだだちゃ系の庄内1号、早生甘露などを販売予定。価格は全品種統一で1袋500グラム入り650円(税込み)。販売時間は午前9時―午後4時(土曜は正午まで)。全国発送も行う。問い合わせは松柏種苗部=電0235(23)8955=へ。

 荘内松柏会は1936年、庄内一円の農業青年らで結成。農業技術の研修や良種苗の配布、米の品評会などを行い、庄内の風土に根差した篤農家を育成。だだちゃ系枝豆の庄内1号、3号などは会員が育種、継承している。

「松柏の枝豆」の直売がスタート=12日午前、鶴岡市・松柏会館
「松柏の枝豆」の直売がスタート=12日午前、鶴岡市・松柏会館


2021年(令和3年) 7月13日(火)付紙面より

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「ゆのはまフグ」新たな名物に (鶴岡・湯野浜温泉) 宿泊施設で提供 誘客へ連携 急速冷凍の調理技術生かし 加茂水族館「沖海月」と観光協会

 鶴岡市の湯野浜温泉の宿泊施設で、トラフグ料理を新たな名物「ゆのはまフグ」として提供していくことになり、試食会がこのほど、同市の加茂水族館(奥泉和也館長)内のレストラン「魚匠ダイニング沖海月(おきみづき)」(須田剛史料理長)で行われた。同レストランで調理、急速冷凍したトラフグの刺し身を仕入れ、客へ提供していく。

 湯野浜温泉観光協会(筒井重浩会長)が観光客誘致を図ろうと加茂水族館と連携して始めた。沖海月が国内・庄内産のトラフグを調理し、鮮度を維持できる急速冷凍機で皿のまま冷凍。宿泊施設が、刺し身一人前(50グラム)と2―3人前(100グラム)単位で週に1度仕入れ、客に提供する。

 試食会には宿泊施設の料理担当者や経営者ら約20人が参加。須田料理長から、「提供の約15分前から冷蔵庫で解凍する」などの解凍方法や、山口県産の甘味のあるしょうゆとカボスを搾った果実酢を合わせた秘伝のポン酢の作り方を学んだ。

 試食した参加者たちは「冷凍でも鮮度がまったく落ちていない」「ポン酢はすっきりした酸味がおいしい」などと話していた。

 同観光協会の佐藤航副会長は「観光客に『湯野浜に行けばトラフグが食べられる』と思ってもらえるようになることが目標。現在、フグの調理免許を持った人があまりいないため刺し身のみの提供だが、これからフグの調理講習会なども視野に入れ、いろいろな種類のフグ料理を提供していければ」と話した。

 「ゆのはまフグ」を提供するのは、愉海亭みやじま、游水亭いさごや、龍の湯、一久、竹屋ホテル、華夕美日本海の6施設。愉海亭みやじまでは10日から、宿泊客に追加料理として提供を始めた。中にはネットで販売する施設もある。他の施設でも順次提供していく。

客への刺し身の提供方法を説明する須田料理長(右)
客への刺し身の提供方法を説明する須田料理長(右)



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