文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2021年(令和3年) 10月21日(木)付紙面より

ツイート

3人の選挙戦確定(衆院選 山形3区)31日投票向け激しい戦いへ

 第49回衆院選は19日公示(31日投開票)され、立候補届け出受け付けは同日午後5時で締め切られた。小選挙区の山形3区には、届け出順で、共産党新人の梅木威氏(62)=鶴岡市、無所属新人の阿部ひとみ氏(60)=酒田市、自民党前職の加藤鮎子氏(42)=公明党推薦、鶴岡市=の3人が立候補し、前職1人、新人2人の計3人による選挙戦が確定した。山形3区の立候補者数は前回2017年10月の衆院選と比べ1人少ない。

 20日には全国一斉に期日前投票が始まり、庄内地域の各市町に設けられた期日前投票所でも投票する有権者の姿が見られた。

 山形3区の各候補者は19日、立候補届け出後にそれぞれの地元で選挙戦の第一声を上げ、庄内と最上地方の選挙区で選挙カーを走らせ、各所で街頭演説するなど31日の投票日に向けた選挙戦に突入した。比例代表東北ブロックに重複立候補した加藤氏は、自民党の名簿順位2位に他の同党公認候補者とともに、同列で名簿登載された。

 梅木候補は鶴岡市役所前で第一声の後、同市の市街地や大山、上郷地区などを巡り、生協共立社の各店舗前などで街宣した。20日は遊佐町と酒田市の旧3町地域、市街地を巡る。21日午後は酒田市東栄町のコープなかのくち前で共産党副委員長の田村智子参院議員を迎えて街宣の予定。

 阿部候補は酒田市の選挙事務所前で第一声を上げた後、市中心部を一巡。午後から夕方にかけ遊佐町、同市八幡・平田・松山の各地域、庄内、三川両町へと選挙カーを走らせた。鶴岡地区では選対会議を開催。20日は新庄最上入り。序盤は遊佐町で個人演説会の開催を予定する。

 加藤候補は鶴岡市役所前で第一声の後、鶴岡田川、酒田飽海、新庄最上地区と選挙区内を回った。20日は鶴岡田川地区を重点に回り、夜は鶴岡市で総決起大会と庄内町で個人演説会。22日には鶴岡市で女性の集い、24日は新庄市内で新庄最上地区の総決起大会をそれぞれ予定する。

ひと足早く期日前投票
思いを込め1票投じる

 19日に公示された衆院選の期日前投票が20日、全国の市町村役場などで始まり、庄内地方では初日、荒天の中、投票所に足を運び、景気回復などへの期待を込めて1票を投じる姿が見られた。

 期日前投票は原則として公示日の翌日から投票日前日まで、午前8時半から午後8時まで実施される。今回の衆院選は20―30日の11日間が対象期間。庄内地方の5市町では各役場本庁舎で同期間中に実施するほか、鶴岡市12カ所、酒田市4カ所、庄内町1カ所の支所・総合支所・公民館などに、一部は期間・時間を限定して期日前投票所を設ける。うち酒田市の1カ所は東北公益文科大本部棟1階で、27、28日の2日間、午前10時―午後7時に実施する。

 このうち鶴岡市本庁舎1階ロビーに設けられた期日前投票所には初日の20日午前、強い風雨の中、有権者が次々に訪れ、1票を投じた。

 70代女性は「コロナ対策を迅速にやってくれそうな人を選んだ。景気が悪いので、経済がよく回るようにしてもらいたい」、80代男性は「国民のためになりそうな人を選んだ。森友、加計、桜の問題を追及してほしい」と1票に込めた思いを語った。

衆院選の期日前投票が始まり、1票を投じる有権者たち=20日午前、鶴岡市役所
衆院選の期日前投票が始まり、1票を投じる有権者たち=20日午前、鶴岡市役所


2021年(令和3年) 10月21日(木)付紙面より

ツイート

にぎわい創出の拠点 「日和山小幡楼」オープン(酒田)

 酒田市が、日吉町二丁目の「旧割烹小幡」を新たな交流観光拠点施設として改修した「日和山小幡楼」が20日オープン。セレモニーで丸山至市長(67)は「受け継がれてきた歴史的な価値を高め、にぎわい創出につなげたい」、運営を担う平田牧場(同市みずほ二丁目)の新田嘉七社長は「市民、観光客みんなが集う場にしたい」と語った。

 割烹小幡は1876(明治9)年の創業。明治時代初期の建造とみられる木造2階建て和館、市内最古の鉄筋コンクリート造で大正年間に建てられた地上2階、地下1階建ての洋館から成る。割烹料理店、ダンスホールなどとして活用されたが1998年に廃業。2012年に土地・建物の寄贈を受けた市は、日和山公園一帯の交流観光拠点施設として整備した。

 整備に合わせて平田牧場は、和館1階で「ヒヨリベーカリー&カフェ」、洋館で「日和亭」をそれぞれ運営。和館は柱やはりに日本建築の趣を残しながらも洋風にし、全国展開する人気ベーカリー「メゾンカイザー」で修業した職人による焼きたてパンなどを連日、約30種を並べる。カフェアスペースは40席を用意。2階和室は公共スペースで酒田港を一望できる絶好のロケーション。

 一方、洋館は白色と緑色を基調とした創業当時の姿を再現。日和亭(28席)では、あんみつ、ぜんざいといった甘味とともに、生パスタを使ったスパゲッティ、平牧三元豚などを用いたサンドイッチなどを提供する。2階は落ち着いた雰囲気の「展望プレイス」。

 オープニングセレモニーは和館2階で行われ、約20人が出席。丸山市長はこれまでの経過を紹介した上で「多くの市民、観光客から喜んでもらえる新たなランドマークが誕生した。市内外に魅力を発信していきたい」、新田社長が「運営者として誇らしい施設になった。日和山界隈のにぎわいをどう取り戻すか、魅力をどう発信するか、みんなで考えていきたい」とあいさつ、酒田南高観光・地域創生専攻の伊藤咲来さん(3年)、東北公益文科大観光ボランティアサークル「酒田おもてなし隊」の隊長の須藤瞳さん(3年)らと共にテープカットしオープンを祝った。午前10時のオープンと同時に大勢の市民らが訪れ、パンなど次々と買い求めていた。

 オープンを記念して市は、12月26日(日)までの期間、同施設と山王くらぶ、相馬樓など、界隈に位置する計5カ所で夜間ライトアップを実施。時間は午後4―9時。23(土)、24(日)の両日には同公園ふれあいの塔前広場、下日枝神社境内で地元クラフト作家による「日和山クラフト・アートフェスタ2021in酒田」を開催する。

日和山小幡楼のオープンを祝って関係者がテープカット
日和山小幡楼のオープンを祝って関係者がテープカット



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field