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2021年(令和3年) 9月29日(水)付紙面より

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野球好きの女子集まれー!!(酒田ビクトリーガールズ)スポ少で育ち中学でも続けたい 熱意結実笑顔の初練習

 酒田地区野球連盟(池田藤悦会長)は、酒田、遊佐両市町の女子中学生を対象にした軟式野球チーム「酒田ビクトリーガールズ」を立ち上げ25日午後、同市の旧酒田工業高グラウンドで初練習を行った。県内の連盟としては山形地区に続き2例目で、この日練習に参加したのは来年度に中学生になる小学6年生を含め8人。酒田連盟は引き続きメンバーを募集しており、池田会長は「野球が好きな女子の受け皿をつくるため今後、市内高校に部・同好会の設立を働き掛けたい」と話した。

 酒田連盟は2018年、女子小学生を対象にした同名の野球チーム「酒田ビクトリーガールズ」を設立。卒団生は中学進学後、ソフトボール部で活躍するケースが多いが、両市町全8校のうち部があるのは3校のみ。小学生チームが4季目を迎えて卒団生が増える中、生徒・保護者から「続けたい」「続けさせたい」との声が上がり、中学生チーム発足に向け9月3日、保護者を対象にした説明会を開催した。

 酒田連盟の川守田義則事務局長は「続けたいという選手は山形まで通っていた。送迎など大変と思う。環境がないため、続けたいのに諦めざるを得ないという子どもたちを無くしたかった」と話す。説明会を経て酒田連盟は、市スポーツ少年団野球専門部の長南八重智部会長を部長、市内の野球スポ少で監督・コーチを務める8人をスタッフとし中学生チームを発足させた。

 初練習の25日は最初、参加した8人を前に池田会長が「すぐに試合というわけにはいかないが、スタッフの指導の下、情熱を持って取り組んでほしい」、長南部長が「好きな野球をこれからも楽しんでほしい」と激励。メンバーはランニングで体をほぐした後、キャッチボール、トスバッティングなどでボールの感触を確かめていた。小学生チームを経て現在、ソフト部に所属している佐藤綾音さん(12)=酒田三中1年=は「野球は大好き。再びやることができてうれしい」と喜び、「みんなと仲よく、楽しみながら続けたい」と話した。

 練習は毎週土曜の午後に市内施設を活用して実施する予定。酒田連盟は引き続きメンバーを募集している。対象は酒田飽海地区の中学1―3年の女子。問い合わせなどは川守田事務局長=電080(1802)6359=へ。

県内2例目となる女子中学生野球チームが発足。ランニングに精を出すメンバーたち
県内2例目となる女子中学生野球チームが発足。ランニングに精を出すメンバーたち


2021年(令和3年) 9月29日(水)付紙面より

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秋晴れの下 手刈りに挑戦(鳥海小5年生)育てた米 販売まで体験

 酒田市の鳥海小学校(小松泰弘校長)の5年生33人が27日、同校敷地内にある実習田で稲の手刈り、くい掛けに挑戦した。2週間ほど天日干しした後、足踏み式脱穀機を使って脱穀、11月上旬に開催される学区内3つのコミュニティ振興会文化祭で児童自ら販売する。

 同校敷地内には広さ約250平方メートルの「ちびっこ実習田」があり、いずれも学区内の本楯、上田、南遊佐の3コミ振役員の指導で毎年、5年生が総合学習と社会科の一環で、手植え、追肥、収穫、脱穀、販売まで一連の作業を体験している。地域の基幹産業を体験することで郷土愛を育んでもらうとともに、食べ物を大切にする気持ちを養ってもらうのが狙い。

 今季栽培に挑戦したのは主力品種「はえぬき」。実習田を管理する富樫純一本楯コミ振会長によると、登熟に若干遅れがみられるものの、自然災害もなく平年並みの収量が期待できるという。秋晴れの下、おじいちゃん、おばあちゃんの指導を受けた児童たちは鎌を手に実習田に入り、5、6本ずつ刈り取り、丁寧に束ねてくいに掛けていた。小嶋まいさん(11)は「初めての体験だったけど、上手に刈り取ることができた。たくさん売れてほしい」と話した。

 同校は昭和初期に実際に使用されていた足踏み脱穀機を所蔵、これを活用して児童たちが脱穀。販売体験の他、お世話になった指導者を招いて感謝の集いも開くという。

秋晴れの下、児童たちが手刈りを体験
秋晴れの下、児童たちが手刈りを体験



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