2022年(令和4年) 12月13日(火)付紙面より
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今夏の第104回全国高校野球選手権大会で東北勢初優勝を果たした仙台育英高校(宮城県)の主力として活躍した鶴岡市出身の斎藤蓉投手(3年)へ12日、鶴岡市から市スポーツ奨励賞が贈られた。同日、鶴岡市役所で表彰式が行われ、斎藤投手が「古里の皆さんと喜びを分かち合えて本当にうれしい」と話した。
表彰式には斎藤投手と鶴岡地区野球連盟の曽川利和会長などが出席。皆川治市長が斎藤投手へ表彰状を手渡した。これを受け斎藤投手は「地元鶴岡市や東北全体の応援があったからこそ、甲子園での優勝という結果を得ることができた」と謝辞を述べた。
斎藤投手は朝暘三小、鶴岡四中卒。中学時代は硬式チームの酒田リトルシニアに所属した。夏の甲子園大会では2回戦と3回戦で中継ぎ登板し、準々決勝と決勝は先発としてマウンドに立った。決勝は7回1失点と好投し、東北勢初優勝の原動力となった。
市は、斎藤投手の活躍が高校野球ファンだけでなく、市民に明るい希望を与え誇りになるものとし、市長特別表彰として市スポーツ奨励賞を贈ることとした。同賞は今回新たに創設され、斎藤投手が第1号の受賞者となった。