2023年(令和5年) 7月8日(土)付紙面より
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鶴岡市のお盆(7月)に出回る超極早生種の茶豆「つるおかぼんちゃ豆」が収穫時期を迎えた。4月下旬に霜害があったものの、その後の好天で甘みとうまみが乗り風味は上々という。8日から同市布目の庄内観光物産館で販売が始まり、鶴岡の“枝豆シーズン”の到来を告げる。
つるおかぼんちゃ豆は、元山形大客員教授の赤澤經也さんが「極早生だだちゃ豆」を親として育種し、2013年3月に「赤澤1号」として品種登録された。7月に食べられる枝豆としては甘み、うまみが高いのが特長。
契約栽培している「ふるさと本舗直売グループ」(5人)は今年4月上旬、前年より50アールほど多い1・5ヘクタールで作付け。このうちグループ代表の石塚寛一さん(48)=同市寺田=が7日に試し採りし、8日の出荷開始に備えた。
石塚さんは「4月下旬の降霜の影響で収量がやや減ったが、その後の降雨と好天で順調に生育が進んだ。甘みとうまみが乗り、おいしい枝豆ができた。この時期に食べられるおいしい枝豆として全国的に認知度が上がっており、大手通販ギフトでも取り扱ってもらっている」と話していた。収穫はお盆の13日前後にピークを迎え、例年並みの20日ごろまで続く。
庄内観光物産館では1袋360グラム入り850円(税込み)で、8日から20日ごろまで販売する予定。営業開始は午前9時。問い合わせは同物産館=電0235(25)5111=へ。