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2023年(令和5年) 11月11日(土)付紙面より

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豊作と安全願う龍と虎 庄農祭で一般公開 伝統の巨大絵

 鶴岡市の県立庄内農業高校(坂井孝朗校長、生徒131人)に「巨大絵」が登場した。毎年「庄農祭」に合わせて全校生徒が制作している伝統行事。体育館に飾り庄農祭最終日の11日に一般公開する。

 今年のテーマは「豊作を意味する龍と農作業の安全を願う虎」で、大きさは縦7・65メートル、横12メートル。赤、青、黄、金、銀といった折り紙を正方形に切り3万6702枚を貼って表現した。

 「庄農祭」初日の10日は全校生徒と教職員、地域の人たちが参加し色紙の貼り付け作業を行った。正午に体育館に吊り下げて完成。巨大絵の下に全員が集まり記念撮影した。

 巨大絵実行委員長の吉田愛美さん(食料生産科3年)は「今年は9月から準備を進めてきた。全校生徒の総意が伝わる作品を多くの人に見てほしい」と笑顔で話した。

 11日の一般公開は午前10時から午後1時まで。校内では生徒が育てた米や野菜、果物、花といった農産物の即売が行われる。大人気の「庄農うどん」も午前9時半から整理券を配布し数量限定で販売する。

完成した巨大絵を体育館の天井に吊り上げる生徒たち=10日
完成した巨大絵を体育館の天井に吊り上げる生徒たち=10日



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