2023年(令和5年) 12月7日(木)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡第二中学校(和田恭司校長、生徒417人)で5日、「ごま豆腐づくり」が行われた。2年2組の生徒28人が地域のベテラン婦人を講師に作り方のコツを学んだ。
郷土料理について理解を深めようと、今秋から2年生が鶴岡市内の料理人らを指導者に「庄内風いも煮」などの作り方を教わってきた。
この日は郷土料理を楽しむ「おすそわけの会」の五十嵐のり子さん(鶴岡市羽黒町増川新田)と菅原久美さん(同町高寺)、三川町食生活改善推進協議会の前野由紀さん(三川町猪子)を招いた。
生徒たちは3人の講師から「割合は練りごま1、片栗粉1、水5。木べらを使って同じ方向に混ぜるのがポイント」とアドバイスを受けながら、ごま豆腐作りに挑戦した。
加藤璃那さん(13)は「ごま豆腐を作ったのは初めて。今日はとても楽しかった。自宅でもチャレンジしてみたい」と話した。
前野さんは「簡単なのにごま豆腐の作り方を分からない人が結構多い。生徒の皆さんが家庭を持った時、子どもに作り方を教える日が来たら本当にうれしい」と笑顔を見せた。来週はイワシのかば焼き作りが行われる。