2024年(令和6年) 1月12日(金)付紙面より
ツイート
鶴岡市の鶴岡第四中学校(加藤真琴校長、生徒325人)の生徒が10日、全校で集めた米やレトルトカレーなどの食品約150点を学区内にある「NPO法人ぼらんたす」に贈った。「ぼらんたす」では今月23日に予定する「子ども食堂」と「フードパントリー」に有効活用する。
この日、校内で行われた贈呈式では生徒会の鎌田南美会長(3年)や各委員の生徒代表合わせて6人が出席。種類ごとに分けて段ボールに入れた食品を「ぼらんたす」の栗原穂子さんと岩浪はるかさんに手渡した。
食品は新米4袋、缶詰46個、レトルト21個のほか、そばやうどんといった乾麺など。昨年12月、ボランティア活動の一つとして「フードドライブに参加しよう」と生徒会が提案し全校生徒に呼び掛けた。
鎌田会長は「最初にしては集まった方だと思う。協力してくれた生徒や各家庭の方に感謝したい。困っている人たちに少しでも役立つことができたらうれしい」、給食委員の大井釉奈(ゆうな)さん(3年)は「これからも新3年生に引き継いで、助け合いの輪を広げていきたい」と笑顔を見せた。
栗原さんは「四中の生徒会から『フードドライブに協力したい』と最初に話を受けた時は少しびっくりした。とても行動力のある生徒ばかり。皆さんの気持ちを大切にして子ども食堂の運営や食品を渡すフードパントリーに役立てたい」とお礼の言葉を述べた。