2024年(令和6年) 3月10日(日)付紙面より
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鶴岡商工会議所青年部(尾川勝洋会長)は8日、鶴岡市立図書館に大型絵本3冊を寄贈した。来週から貸し出しを始める予定。
同青年部は1975(昭和50)年から毎年、同市に絵本を寄贈しており、今回で累計が1019冊(約158万円相当)に上った。10年ほど前からは子どもたちに人気の大型絵本を寄贈しており、いずれも市立図書館で貸し出している。今回寄贈した絵本はいずれも縦横30センチ以上の「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)、「やさいさん」(学研プラス)、「ぺんぎんたいそう」(福音館書店)の3冊。
贈呈式が市役所で行われ、尾川会長、小池健太郎専務ら5人が出席。尾川会長は「来年度で寄贈開始から50年となり、青年部として先輩たちから引き継いできた歴史ある事業となっている。通常より大きな絵本は、子どもたちが物語の世界に引き込まれると聞いている。この事業を大切にし、青年部の活動を次世代へとつないでいきたい」とあいさつ。皆川治市長が「長年にわたって取り組みをいただき改めて感謝したい。図書館本館改築に向けた検討が始まる。青年部の皆さんの意見も聞いていきたい」とお礼を述べた。
懇談の中で、図書館職員で児童図書担当の成沢亜衣さんが、寄贈絵本の読み聞かせを披露し、青年部メンバーから拍手が送られた。