2024年(令和6年) 5月10日(金)付紙面より
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鶴岡市民憲章推進協議会(村田久忠会長)の本年度総会が8日、鶴岡市勤労者会館で開かれ、市民の日常生活への市民憲章の一層の浸透に向けた啓発活動の推進など本年度活動計画、収支予算を決めた。
市内の自治組織や学校、各種団体などでつくる同協議会は1964年の設立以来、市民憲章の普及と実践に向けた憲章唱和の推進や憲章パネル設置、実行顕彰表彰、花いっぱい運動など多様な事業を実施している。
総会には会員ら約60人が出席。村田会長はあいさつで、全国各地から参加者を迎え、昨年10月に同市で開催した「市民憲章運動推進第57回全国大会」への各方面の協力、支援に謝意を述べた上で、「鶴岡市の市民憲章は、日常の中で実践しようとすればいつでも誰でもできる。きれいで明るい豊かなまちづくりに向け、啓発や実践活動に新たな気持ちで取り組んでいこう」と呼び掛けた。尾形昌彦市議会議長らが来賓を代表して祝辞を述べた。
本年度活動方針では、市民憲章パネルやチラシの配布で市民への周知を実施するほか、各種会合での市民憲章唱和の推進、花の苗配布、ごみステーション掲示用の啓発パネル配布、実行顕彰の表彰などを継続する。ごみステーション掲示用パネルは本年度から5カ年計画で約400枚配布する。
市民憲章の理念に基づいたまちづくり運動に取り組む全国各地の団体で構成する全国市民憲章運動連絡協議会の会長と事務局は、昨年度に続いて本年度も村田会長と鶴岡市が担当することが報告された。同連絡協議会は東京都内で11月、全国大会に代わる全国研修会の開催を予定している。
総会に先立ち昨年度の市民憲章「一般の部実行顕彰」実行賞の表彰式が行われ、地域の美化や環境保全、子どもの見守り活動、地域福祉や地域づくり活動などに功績のあった2個人5団体を表彰した。受賞者は次の通り。
▽個人=岡部久美子さん(小真木原町)佐藤誠さん(油戸)▽団体=山王町東部お茶のみサロン、旧松原御殿庭園を保存する会、中山しあわせ会、三瀬せせらぎ母親クラブ、市櫛引地域高校生ボランティアサークルNO―SIDE