2024年(令和6年) 5月12日(日)付紙面より
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鶴岡市藤島地域で開催中の「第33回ふじの花まつり」が11日、主会期を迎えた。主会場の東田川文化記念館ではふじの花盆栽展が開かれ、夏を思わせる青空の下でフジの花が甘い香りを漂わせた。近くの藤島歴史公園Hisu花では出店やキッチンカーが並び大勢の家族連れでにぎわった。
ふじの花まつりは地域住民や関係団体が実行委員会を組織し毎年この時期に開催している。今年の主会期は11、12日で、東田川文化記念館の敷地内では同地域の愛好者が育てたフジの盆栽21点が展示された。以前は藤島体育館などを利用しており、屋外展示は今回が初。紫の花を咲かせた盆栽が並び、来場者の目を楽しませた。東田川文化記念館のギャラリー藤では「ふじの花芸術文化展」、明治ホールでは「藤の花写真展」が開かれている。
Hisu花では物産販売や和太鼓演奏などのイベントが行われ、大勢の家族連れが休日を楽しんだ。地元の庄内農業高校も出店で名物の「庄農うどん」や花きなどを販売。庄農うどんは販売開始から1時間足らずで完売するなど相変わらずの人気を見せた。
実家が鶴岡市で娘と一緒に宮城県から足を運んだ30代女性は「花はきれいで甘い香りがする。娘もブランコに乗ったり走り回ったりと楽しそう」と話していた。まつりは今月31日まで。Hisu花や藤島体育館では同20日まで藤棚のライトアップが行われる。