文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2024年(令和6年) 5月12日(日)付紙面より

ツイート

高校生最先端の研究環境で挑戦 慶應先端研 最多33人助手・研究生受け入れ

 鶴岡市の慶應義塾大先端生命科学研究所(荒川和晴所長)の高校生「研究助手」「特別研究生」の任用式・入学式が10日、同市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスで行われた。本年度は過去最多となる33人の庄内地域の高校の1―3年生が選ばれた。最先端の研究環境を生かしてバイオサイエンス分野の研究に携わり、未来の科学者を目指す。

 研究助手任用は、先端研に隣接する鶴岡中央高の生徒を対象に2009年度に始まった。放課後に研究所に通って研究プロジェクトに従事し、アルバイト代も支払われる。本年度は1―3年生19人を採用。農産物や食品の新品種・加工品開発、がん関連などの研究プロジェクトに携わる。

 特別研究生受け入れは11年度にスタートした。世界的な研究者を目指すという意欲を持った生徒が対象で、平日の放課後や夏休みなどに研究所に出入りし、スタッフの指導で研究に取り組んでもらう。本年度の研究生は致道館4人、鶴岡工業1人、羽黒3人、鶴岡東1人、酒田東4人、酒田南1人の1―2年生計14人。

 任用・入学式には生徒と保護者、スタッフ、来賓の阿部真一鶴岡市副市長、各高校の校長らが出席。荒川所長が式辞で「今日から皆さんは慶應義塾大の一員。自分たちこそがこれからの世界をつくるという気概を持ち、積極的に本気で取り組んでほしい」と激励し、研究助手に任用証、特別研究生に受け入れ証を手渡した。

 生徒を代表し研究生2年目の酒田東高2年の後藤心さんが「明確な目標を持って研究に向き合い、これまで以上に精進したい」と決意を述べ、鶴岡中央高時代に研究助手を務め、慶應大大学院を修了し、現在、先端研発ベンチャーのヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ(鶴岡市)に勤め、同大学院博士課程に在籍する松田りらさん(30)が後輩たちにエールを送った。

 特別研究生に採用された致道館高1年の佐藤遼大さんは「将来、研究者になる夢があり、こんないい機会はないと思って応募した。ヒトの目の構造や機能の根幹を探る研究に挑戦してみたい」と意欲を見せていた。

研究助手、特別研究生として慶應先端研で研究に挑む地元高校生ら
研究助手、特別研究生として慶應先端研で研究に挑む地元高校生ら



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field