2024年(令和6年) 5月18日(土)付紙面より
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鶴岡市の朝暘第五小学校(岡部貞二校長、児童371人)で16日、天神祭(今月25日)について学ぶ出前講座が開かれた。4年生61人が祭りの歴史や“化けもの”のいわれについて理解を深めた。
庄内三大祭りの一つ・天神祭について子どもたちから学んでもらい、祭りへの積極的な参加を促そうと同祭実行委員会広告宣伝部会(山之内潔部会長)が1996年から毎年、市内のナンバースクールを巡回して実施している。本年度は朝暘五小の順番だったが、出前講座の申し込みが例年より多く京田小や湯野浜小などでも開催した。
この日、広告宣伝部会のメンバー5人が朝暘五小を訪問。編みがさや長じゅばんを着込んだ姿で登場し、「九州太宰府に配流された菅原道真公を見送る人々が、老若男女が分からないよう変装し、その姿から化けものと呼ばれるようになった。全国で行われている天神祭のうち、大勢の化けものが参加するのは鶴岡だけ」と説明した。
その後、紙芝居で祭りのいわれを学習し、「天神祭は毎年5月25日?」といった内容の○×クイズで理解を深めた。最後に化けもの衣装を身に着けた岡部校長など教員2人が加わり、学業成就の祈りを込めた鉛筆を児童たちに贈った。
萬年優愛(るい)さん(9)は「女の人の着物をまとって誰だか分からないようにするのが不思議だった。パレードで恥ずかしがらず頑張って踊りたい」と話していた。