2024年(令和6年) 5月23日(木)付紙面より
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第40回東京尾浦会総会・親睦会が19日、都内・荒川区のアートホテル日暮里ラングウッドで行われた。鶴岡市大山地区出身者のふるさと会で尾浦は大山の旧地名。150人が出席し、旧交を温めた。
加藤有紘会長は開会のあいさつで「節目の総会を皆さんが喜べるように企画してきた。お酒はいくらでもあるので心行くまで楽しんでください」と呼び掛けた。
着席制のテーブルには酒どころらしく「大山」「栄光冨士」「出羽ノ雪」「白梅」と地元の銘酒が並んだ。そして乾杯の発声が大山流。ビールでなく、地酒がそれぞれのグラスに注がれた。旧上栄町出身の五十嵐稔さん(77)=横浜市在住=はコロナ前以来、久しぶりの出席。きょうだいは神奈川、滋賀、埼玉、千葉などに分かれるが「皆のランドマークは大山です。兄(勝太郎さん)が家を守ってくれて、帰れる故郷がある。そしてきょうは地元の酒が楽しめる。これ以上の喜びはありません」と感激に浸っていた。
出席者には記念の紅白まんじゅう、本長の漬物と大山うどんが土産として用意された。
和やかな会は終盤につれて盛り上がった。「大山盆踊り」では鶴岡在住の鹿野光代(てるよ)さんの歌に合わせて、宴会場に大きな輪をつくって踊り、歌った。
そしてクライマックスでは小学校時代、校歌的存在だった「大山よいこの歌」を大合唱。「早ね早起きよい子たち 朝の空気を吸いながら はたらく顔もいきいきと きずく我らの大山を 正しく清くほがらかに」を童心に戻って声を合わせた。さらに唱歌「ふるさと」を笑顔で歌って、懇親会を締めた。(東京支局)
羽山、橋吾花添える
○…40周年パーティーに花を添えたのが地元旧西町出身の女性演歌歌手・羽山みずきだった。4年ぶりの尾浦会出席。新曲「恋春花」など7曲を披露した。「大山は私の誇りです。これからも頑張っはげ、応援頼むのー」と庄内弁であいさつすると大きな拍手が湧いた。大山在住の祖母を慕うことなど、羽山を小さい頃から知る人も多く声援も弾んだ。また旧下本町出身の歌舞伎役者・中村橋吾はオープニングで演舞を披露。「成駒屋ッ!」の掛け声が飛び交った。懇親会では2人のトークショーが行われた。