2024年(令和6年) 6月4日(火)付紙面より
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鶴岡市湯温海で2日、「あつみ温泉おもてなしまつり」が開かれ、見頃を迎えた「ばら園」を訪れる観光客を念珠関辨天太鼓の演奏などで出迎えた。
今月末まで繰り広げられる恒例の「ばら園まつり」の一環で、朝市広場を会場に太鼓演奏や歌のステージイベントのほか、アクセサリーや物産販売などのクラフトマルシェ、近くの駐車場でキッチンカー出店などが行われた。
温泉街の熊野神社境内にある「ばら園」には約90種3000本のバラが植えられ、赤やピンク、黄色、白など色とりどりの花が観光客を出迎え。午前中から小雨が降る天候となったが、子ども連れや女性グループ、若いカップルなどが次々と訪れ、きれいに咲いたバラや噴水に浮かべられた花を入れながら写真を撮る光景が続いた。いとこ家族と一緒に訪れた大山小4年の田中結菜(ゆな)さん(9)は「噴水のバラがとってもきれい」と話し、水面のバラに笑顔で触れていた。アーチ状のバラの回廊を巡った女性は「とても良いバラの香りがして、心がほぐれた」と話した。
ばら園まつりは1日に始まり、今月30日(日)までの期間中、土曜限定のバラを浮かべた足湯とライトアップ、地元の特産品をプレゼントするおもてなしキャンペーンなどさまざまなイベントが繰り広げられる。