2024年(令和6年) 7月7日(日)付紙面より
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酒田市の「中村ものづくり基金」を活用した「チャレンジものづくり塾」が6日、市総合文化センターで開講した。19期生となる児童・生徒計23人は今年10月末までの間、今回を含め計5回にわたって自らロボットを組み立て、最終講で行われるコンテストに挑む。
塾では本年度、タブレットで作成したプログラムに沿った通りに動く「プログラミングロボット」、3つのモーターで左右の車輪の回転やアームの動きを制御する「3モーターリモコンロボット」の2コースを用意。いずれも同市の県立産業技術短期大学校庄内校と酒田光陵高校の教員から専門的な指導を受けながら製作する。
初回のこの日は開講式の後、両コースに分かれ製作開始。プログラミングロボットコースでは、産技短大庄内校生産エンジニアリング科の佐藤義則教授(電子回路など)が、格子状に並ぶLEDで文字・文様を表示する「マトリックスLED」、リモコンの赤外線センサーについて解説した後、参加児童・生徒は真剣な表情で図面を見ながらロボット本体を組み合わせていた。
枝松龍弥君(9)=松原小4年=は「ものづくりは大好き。プログラミングもやったことがある。失敗しないで速く動くロボットを作りたい」と目を輝かせた。