2024年(令和6年) 7月12日(金)付紙面より
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鶴岡市は、旬を迎えた地元特産の庄内砂丘メロンを味わってもらおうと10日から、市内の全小中学校を対象にした「メロン給食」をスタートした。8分の1カットの大きさでデザートとして提供され、子どもたちは大喜びだ。
この日、朝暘五小(岡部貞二校長、児童371人)で行われたメロン給食には、生産者でJA鶴岡ネットメロン専門部長の本間卓さん(48)=同市千安京田=と同JAの担当者が訪れ、5年生のクラスでミツバチによる受粉などメロン栽培の方法や、おいしいメロンの見分け方、食べ頃の見定め方などを紹介し、「自分たちが住んでいる地域においしいメロンがあることを知って、家族にも伝えてたくさん食べてください」と呼び掛けた。この日のメニューはご飯とポークカレー、キャベツとハムのマリネ、牛乳、そして鶴岡産アンデスメロン。デザートとして最後に食べると話していた子どもたちは、「いただきます」の後、真っ先にメロンを頬張り笑顔いっぱいだった。5年生の板垣勇磨君(11)は「みずみずしくて甘くておいしい。毎日食べたい」と話した。
メロン給食は今月24日まで全小中学校で1―2回行われ、約1万食分としてアンデスメロンとJA鶴岡の鶴姫レッドメロン合わせて約1100玉が使用される。