2024年(令和6年) 11月3日(日)付紙面より
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台湾の魅力を体感する「台湾フェスタinさかた―讃!讃!台湾2024」が1日夕、酒田市の中町モールで開幕。4日までの4日間、飲食の提供やステージライブなど各種イベントが行われる。
酒田・台中両市は先月25日、「観光友好交流促進協定」を締結。 さらなる交流促進に向けて市民から台湾を身近に感じてもらおうと今回、登録観光地域まちづくり法人・酒田DMOをはじめ酒田、鶴岡両市の企業や団体が「庄内台湾交流プロジェクト」を設立、初めてフェスタを企画した。
中町モール大屋根の下に、子どもの顔ほどもある大きなフライドチキン「響大鶏排(シャンダージパイ)」、滷肉飯(ルーローハン)、パイナップルケーキ、台湾ビール、タピオカドリンクといった飲食を提供するテントが並んだほか、市中町にぎわい健康プラザ集いのスペースにはマッサージ、占い、雑貨販売のコーナーも。お目当ての味や品を求めて大勢の市民が列を作っていた。
大屋根下の特設ステージで3日、計3回にわたって台湾出身の歌手・舞さんによるライブが行われるほか、文化に触れるワークショップ「台湾茶を楽しむ」もある。ライブは観覧無料、ワークショップの参加費は茶菓付きで1000円。3日は午後8時、4日は午後4時まで。
同プロジェクトによると、今後は酒田、鶴岡両市交互に隔年開催する予定という。
2024年(令和6年) 11月3日(日)付紙面より
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先月長井市で行われた県高校駅伝競走大会で優勝した酒田南高校駅伝競走部男子チーム(大宮健治主将)の優勝報告会が1日、同校で開かれ、選手らが全国大会・都大路での活躍を誓った。
大会は10月26日、長井市の光洋精機アスリートフィールド長井(長井市陸上競技場)発着のコースで行われ、男子チームは1区から一度もトップを譲ることなく独走。2時間10分10秒で8年ぶり7回目の優勝を飾った。
この日の優勝報告会は同校体育館で行われ、赤坂宜紀教育長ら来賓、全校生徒、教職員計約700人が出席。阿部亮監督を先頭に優勝旗を手にした選手ら20人が入場すると会場は大きな拍手に包まれた。
校歌斉唱の後、阿部監督が「本校が統合してから初めての優勝。8年ぶりに都大路に行くことができる。県民の皆さんから酒田南は頑張ったといわれるようにしっかりと走りたい」とあいさつ。齋藤法明校長が「今年のチームは一致団結し本当に強かった。全国大会でも素晴らしい走りを期待している」と激励し、大宮主将は「応援してくれる人や地域の人の力になれるように都大路でも頑張ってくる」と力強く決意を語った。
男子チームは来月22日に京都市で開催される全国高校駅伝競走大会に出場する。
2024年(令和6年) 11月3日(日)付紙面より
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「鶴岡サイエンスパークまつり」が2日、鶴岡市覚岸寺の鶴岡メタボロームキャンパスを主会場に行われた。バイオサイエンスが学べる体験コーナーが設けられ、子どもたちに「科学の楽しさ」を伝えた。
「見たい、知りたい、バイオな未来」をキャッチフレーズに科学に触れる機会を提供しようと一般社団法人鶴岡サイエンスパーク、鶴岡商工会議所、慶應義塾大学先端生命科学研究所、鶴岡サイエンスパーク入居団体、鶴岡市が実行委員会を組織して企画した。普段一般の立ち入りを制限している研究所エリアを開放。昨年のサイエンスパークまつりには親子を中心に約2300人が訪れた。
会場には▽がんを引き起こすDNAの変異を見る▽葉緑体を盗んで光合成するウミウシを観察しよう▽ロボットを動かしてその仕組みを考えてみよう▽腸内細菌を顕微鏡で観察しよう―といった体験や実験コーナーが設けられ家族連れでにぎわった。
「トークセッション」では慶応先端研、山形大学農学部、鶴岡高専、東北公益文科大学の研究者が地球温暖化をテーマにクロストークした。
子どもたちから「温暖化を防ぐ効果的な対策はありますか」との質問に研究者は「とても難しい大きな問題。一人一人が化石燃料を使ったライフスタイルを変える必要がある」と語った。
2024年(令和6年) 11月3日(日)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館・魚匠ダイニング沖海月で「福源とらふぐ御膳」の提供を始めた。トラフグの刺し身をメインにした御膳が2500円(税込み)という安さで楽しめる。
須田剛史料理長(48)が「第32回全国技能グランプリ大会」(今年2月23~26日、福岡県)の日本料理部門で銅メダルを獲得したことを記念し「日頃から加茂水族館を応援してくれる来館者に感謝の気持ちを伝えよう」とトラフグ料理を格安で味わえる御膳を出すことにした。
内容はトラフグの刺し身のほかに白子蒸し、煮こごり、フグのあら汁、月山高原産の小麦粉で作られたハモ入りそうめん、旬の小鉢、茶わん蒸しなど。いずれも上品な味が口の中に広がる。
須田料理長は「私の他に(沖海月には)フグ調理の全国大会で最優秀賞を獲得した若いスタッフもいる。トラフグはこれからが旬。御膳を通してフグのおいしさを伝えたい」と話している。
技能グランプリの日本料理部門には全国有名ホテルのシェフや和食専門店の料理人など精鋭30人が出場。▽ヒラメのお造り(1時間)▽煮物わん(40分)▽酢の物(40分)▽創作料理(1時間)―の4品で調理技術を競った。中でも須田料理長が仕上げたヒラメのお造りはトップ評価を受けた。
「福源とらふぐ御膳」は予約なしでも対応する。提供は12月いっぱいまで。