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2025年(令和7年) 4月29日(火)付紙面より

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「雪の降るまちを」木碑 生まれ変わる 斎地区に移設 表札スタイルに修繕

 名曲として歌い継がれている「雪の降るまちを」(中田喜直作曲)のメロディー発想の地・鶴岡を示す木碑が、鶴岡市の鶴岡公園疎林広場から同市斎地区に移設された。木碑を譲り受けた斎地区自治振興会(佐藤秀雄会長)は腐食した部分などを修繕し25日、斎小学校体育館で地域住民へお披露目した。

 木碑は、1971(昭和46)年ごろにJR鶴岡駅前へ設置された。中田氏を鶴岡へ招いた斎地区の菅原喜兵衛氏(1903―98年)がケヤキの木を提供して建立。75年に鶴岡公園の大寶館前に移転された後、95年に疎林広場へ記念モニュメントが建立された際、木碑は腐食が進んでいたため2代目がモニュメントのそばに建てられた。その後30年が経過して2代目木碑も腐食が進み、昨年11月に撤去された。

 撤去を聞き付けた斎地区自治振興会が市と協議した上で木碑を譲り受けることとなり、地元工務店に依頼して加工した。直径約50センチの円柱だった碑の上下部分をカットし、「雪の降るまちを」と表記された面を残すよう縦に切断。腐食した部分は木片を付け替えるなど修繕し、今年3月に完成した。さらに自治振興会関係者が薄くなった文字部分を白ペンキで書き直すなどした。この結果、碑は高さ約2・6メートル、幅約40センチ、奥行きは6・3センチで「大きな表札のような形」に生まれ変わった。

 この日、PTA総会に先立ち木碑のお披露目式が行われた。5年生13人がミュージックベルで中田氏作曲の「めだかの学校」を演奏した後、自治振興会の佐藤会長が「斎地区は2020、21年度に市の地域まちづくり未来事業で『雪の降るまちを』記念碑建立などに取り組んできたこともあり、事業の延長として木碑を再生、活用することにした」と紹介した。

 また、自治振興会相談役の菅原一郎さんがこれまでの経緯を語り、「木碑は斎小の玄関脇の壁に掛けるだけでなく、スタンドに立てて飾ることもできる。地域のイベントに貸し出すこともできる」と解説した。

大型の表札スタイルに再生された「雪の降るまちを」の木碑
大型の表札スタイルに再生された「雪の降るまちを」の木碑

5年生たちがミュージックベルで「めだかの学校」を披露
5年生たちがミュージックベルで「めだかの学校」を披露



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